両親が事故で亡くなり、残された姉妹のエスリィーとリアナには膨大な借金が残された。姉のエスリィーは悪女と呼ばれながらも、裕福な老伯爵に取り入り、妹のリアナを育てていた。
その姉が、恋をした。
今まで苦労した姉を幸せにしたいと考えたリアナは、自
分が姉の身代わりになり、今までの悪評を引き受けることにした。
その悪女に、訳ありの公爵が契約結婚を持ちかけてきた。
姉の幸せのためにそれを受け入れたリアナだったが、一年後には離縁されてしまう。
けれど一年後。
離縁したはずの公爵が、リアナを探していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 20:00:00
117431文字
会話率:23%
男性不信のマリーは、祈りながら機織りをすると精霊の力が布に宿る【織姫】と呼ばれる職人だった。
しかし借金をかたに大嫌いな幼馴染に春を売るよう強制されて困っていた時に、街でシュトレイン伯爵にある提案を持ちかけられる。
皇太子の婚約者である妹マ
リアが結婚を嫌がって逃亡したので、そっくりなマリーに身代わりになって婚約破棄されてほしいというのだ。
もしマリアが逃げ出したことが知られたら伯爵家は没落し一族皆処刑になるかもしれないと頼み込まれ、マリーは困っている彼らを放っておけず、マリアとして別人の人生を生きていくことに。
しかしパーティでマリアの振りをして皇太子に会った時、彼が自分の初恋の相手のカルロだと気付いた。
だが彼は以前とはまったく別人のように冷たくなっていた。
何やら事情があるようだがマリーは婚約を解消しなければならない。それなのにどんどん彼に惹かれてしまう。
実はカルロの初恋はマリーなのだが、それを見た目がそっくりなマリアと勘違いしていたのだ。
さらにマリーもカルロが本当にマリアを愛してるのだと誤解してしまう。
マリーは身近な人達の悩みを魔法のドレスで解決しながら、悪女マリアの振りをして皇太子カルロと婚約破棄しようと画策するものの、彼に正体がバレて溺愛されてしまう(マリーはそのことに気づいていない)そんなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 21:33:52
138343文字
会話率:31%