「藍野先輩、黒崎部長からの伝言ですよ『部長室へ来るように』って」
高坂家護衛案件も公安が離れた事によりランクが下げられ、藍野達の護衛チームは別チームと交代し、各々の案件や業務を担当する日々に戻った。
藍野も2課の業務に戻り、中途採用とな
った新パートナーの紫藤の指導に当たりながら、案件をこなすある日、黒崎に呼び出され、本社依頼の極秘案件担当を命じられる。
護衛対象者は白鳥柊司博士とその娘、レイ白鳥。
二人ともグループの研究所にいたが、博士は持病で余命宣告を受け、最期は日本で過ごしたいと戻って来たのだが、何やら博士は護衛がお嫌いな様子。
この親子の護衛をきっかけに藍野の意識も人生も大きく変化していく。
この小説はフィクションです。実在の人物や団体、国、地域名などとは関係ありません。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 22:18:59
173430文字
会話率:30%
「あなたも誰かのサンタクロース」
藍野が東京で高坂家総指揮代理、杜山が神戸護衛チームリーダー代理となった12月のある日。
学校帰りの車内で杜山が取る予定のクリスマス休暇の使い道についてが話題に。
護衛中でもスカウトが来るほどのイケメン杜山
、クリスマス休暇は何をするのか。
ブックサンタこっそり応援企画です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-25 08:59:42
1821文字
会話率:29%
「私は4号警備《この仕事》に誇りもプライドもある。赤の他人の弾除けになる覚悟もないあなたに、そんな事を言われる筋合いはない!」
高坂社長依頼の組織壊滅戦も無事終わり、詩織のグループへのお披露目が決まったある日。
藍野は紅谷からメッセージを受
け取った。
妻と娘を紹介するから自宅に遊びに来ないかという。
一も二もなく同期の柴田燈李、紅谷のチームメンバーで柴田の彼、水谷樹と共に紅谷家に向かうが、柴田をつけ回す高坂社長秘書の四ノ宮の姿もあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-18 22:58:32
22338文字
会話率:29%
近年未来、煙草の法律が変わり、未成年は勿論禁止だが、決まった場所の喫煙が成人も義務付けられていた。警察の名前は警護員に変わり、明るい警護員のヨルダは、街の平和を守るため、日々仕事に励む。警護員の上司の、元婚約者のブルーに、友人であり血の繋が
らない姉のコーネに囲まれ、婚約間近に失踪した父を追う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 22:29:54
2884文字
会話率:34%
摩天楼のごとき超高層脚部モジュールと、これに支えられた人工の浮上大地『ジオフロート』によって姿を変えたフクオカシティ。現代の悪徳の街(ソドム)を覆うこの天上都市を護るのは、銃火器を振り回す重武装警護会社『アトラスガード』の警護員(ガード)た
ち。
ガードを養成する物騒なスペシャリストスクールに通う情報科二年生の松永キョウヤは、友人たちと共にハリウッド映画のような退屈とは無縁極まる日々を送っていた。そんなある日、頭上から降ってきた一発のロケット弾によって、彼らの日常は後戻り不可能なさらなる戦線(フロントライン)へと追いやられてしまう――。
飛び交う銃弾、狙われた巨人。鋼鉄の境界線を挟んで存在する二つの街を舞台に、やがてジャガーノートと呼ばれる少年たちの激動アクション開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-05 10:00:00
40021文字
会話率:29%
アクション女優仁科早紀に学園ミステリードラマの出演が決まった。顔合わせ以降、ピンポンダッシュや彼女の写真が送られるなど危険が感じとられ、所属事務所は身辺警護員時田を雇うことになる。
財界御曹司との見合いを断った彼女には、福島という恋人が
いた。福島は彼女を遊園地に誘った。そこでも彼女は不審人物を目撃する。追いかけた結果それらしき男が観覧車に乗った。時田を呼び戻し観覧車が降りるのを待ったが中に男はいなかった。
ドラマ「バニラカフェ」のあらすじはこうである。闇金融金田久弥は二年前公園の土管遊具の陰で腹部を刺され死亡した。現場にいあわせた原田羊子は二年先輩の栗田と公園で待ち合わたが、栗田が遅れたため公園には彼女と久弥の二人しかいなかったと証言した。すると公園は密室状態だったことになる。彼女が犯人でないならば。
二年後、久弥の弟の辰也が同じ公園で刺殺された。殺される直前彼は兄の死の重要情報をつかんだと吹聴していた。数学教師長迫は原田を疑うが、彼女には完全なアリバイがあった。
実際には彼女は両事件の殺人犯人だった。公園で久弥に襲いかかられて誤って殺害、弟は口封じのため殺害した。
放送途中、密室殺人と犯人探しを売りにしたこのドラマにアクシデントがおきた。原田役の中井がブログでうっかり自分が犯人だと洩らしてしまった。番組は方針を変えアリバイ崩しをメインにすえた。さらに番組宣伝のため素人参加クイズ番組に出演者を送り込む。しかし仁科が史上初の全問正解を達成し、世間は疑惑の目を向ける。仁科の周りにはリポーターやパパラッチが続出。そんな彼女を守ったのは警備員の時田だった。彼女は時田に惹かれていく。
ドラマの方も、留年してまで原田を守ろうとする栗田、アリバイ崩しに必死の長迫、謀略渦巻く不良グループらが絡み合い大団円に。
ドラマ終了後、福島にハイキングに誘われた仁科は体調を崩す。時田は責任を感じ仕事を辞退。しかし彼女に最大のストーカー被害がおき時田は再び彼女のもとへ。そして彼女はまたあの遊園地へ。運命の人に出会うために。
ドラマと現実が交錯するが、どちらも騎士(ナイト)と姫の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-21 14:58:46
180545文字
会話率:55%
大森パトロール社で土日夜間限定で警護員をしている河合茂は、前回の案件に続いて、会社随一の先輩警護員である高原晶生とペアを組むことになった。高原の同僚の山添や葛城はしかし高原の「困った傾向」が改善していないことを心配している。
一方、大森パト
ロール社の因縁のライバルともいえる阪元探偵社は、別のターゲットの殺害計画を進めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-16 17:56:28
48536文字
会話率:72%
土日夜間限定で大森パトロール社で警護員をしている河合茂は、珍しく高原晶生警護員とのペアを組むことになり、しかも自分がメイン警護員を務めることとなり緊張している。
大森パトロール社のライバルともいえる阪元探偵社では、まだ顧客となっていないある
人物へ、営業活動を展開していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-19 23:21:35
35962文字
会話率:76%
大森パトロール社で土日夜間限定で警護員をしている河合茂は、前回の案件で危険な行動をとり出勤停止処分となった先輩警護員、葛城怜の、それなりの事情に理解を示しつつ、今後の方向を見極めかねている。
大森パトロール社のライバルともいえる阪元探偵社で
は、久しぶりに殺人専門エージェント、通称”アサーシン”が殉職し沈鬱な空気が流れていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-05 15:13:46
49434文字
会話率:72%