死刑囚星野翔太朗は、司法取引に応じた。その内容は罪を免除する代わりに、異世界の調査を行うというものである。無事に帰って来られれば、妹に金を渡すことができる。これに乗らない選択肢なぞ、翔太朗には存在しなかった。
しかし、翔太朗はまだ気が
ついていない。
この調査団は初めから欠陥を抱えているのだ。
死刑囚の誰もが、異世界からの帰還を望んでいるわけではない。現地での生活で十分に満足できる者たちがいる。ゆえに、調査員同士での争いが起きるのは必然と言えた。
日本に戻りたい派・戻りたくない派の争いだけでなく、異世界パースは極めて過酷な環境である。その牙を容赦なく翔太朗たちに向けるだろう。
おまけに日本への帰還方法は不明。
翔太朗は知らなかった。ここが決して出られることのない未知なる牢獄――すなわち、異世界監獄であることを。
※
本作はフィクションです。実在の人物とは一切関係がありません。また、法律等の適用に関しては、作者の不勉強につき、事実とは異なりますので、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 07:23:22
47343文字
会話率:23%
カラサという貧しい村で生まれ育った姉弟、エルヴァとレイヴン。しかし、エルヴァはカラサ病という風土病にかかり、その命が危ぶまれていた。そんなある日、エルヴァは死の淵でレイヴンに、自分の夢であるカラサの発展を託した。その夢を胸に、レイヴンは故
郷カラサの未来を切り拓くため、ダンジョンに挑むことを決意した。
※
書き溜めはしてません! よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 03:26:02
166882文字
会話率:21%
二十首の短歌を、男女それぞれが十首ずつ、相手に掛け合う形で並べました。
また、それぞれの結句が、次の発句につながっていることを強調するべく、音が重なる(しりとりになる)ように技巧を凝らしました。ぜひ、お楽しみください。
※
0、「カク
ヨム」の公募「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト(https://kakuyomu.jp/contests/tankahaiku_contest/detail)」用に書き下ろしたものです。
1、カクヨムにも、投稿しています。
2、カクヨムでは、作品ごとに、ペンネームを変更できなかったため、名前が異なりますが、西芭企画が正しい名義です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 02:38:11
534文字
会話率:0%