自由に憧れたおっさんは異世界でルヴェル・バルディークに転生――できなかった。一つの体に二つの魂。二重人格、しかも裏の人格として生まれ変わってしまったのだ。おかしい。身体すら自由にできない。こんな異世界転生は間違っている……と嘆いてもよかった
のだが幸い自分だけの魔力はあったので四六時中鍛えることでバカみたいに強くなり魔力霊体という精神体まで手に入れた。これはもうルヴェルのことを「相棒!」と呼んでカードゲームの助言をするか、時を止めて殴りまくるスタ○ドとして活躍するしか生きる道はない!と考えていたのも束の間、ルヴェルがスキルなしの『能無し』だと神託されてしまう。そんな!?うちのルヴェルは努力家で剣術だって頑張ってるんですよ!?……え?その代わり僕には『獣化』スキルがあるだって?姿も変えられるから正体もバレない?じゃあ相棒のためにも僕が一肌脱ぎますか!ルヴェルと彼の幼馴染のピンチを影ながら救いつつ、段々と好き放題活動し始めたら今度は猫獣人姉妹やハーフエルフの貴族令嬢まで配下に加わって……いつの間にか巨大組織が立ち上がっていた。これは自由を追い求めた男の不自由な生き方の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 12:10:00
90478文字
会話率:31%
皆様、ごきげんよう。
アストリカ王国王太女、シャーロットですわ。
今日はわたくしの裏の人格……レナについて、ですわ。って、レナ!? なぜ女神様に命令なさっておりますの……!? シャーロットの婚約破棄の裏側。これは、シャーロットの裏人格、玲奈
と、彼女に巻き込まれた女神の物語である。
※これは、『才色兼備な王太女は、婚約破棄と聞いて首を傾げる。』の玲奈編です。単品でもお読みいただけますが、もとの話を読んでいただいた方が、お楽しみいただけると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-06 14:12:54
12384文字
会話率:51%
伊織。伊織君。
正真正銘あたしの彼氏は、――二重人格だったりする。
それだけでも厄介だというのに、さらに面倒なことに、あたしは表の人格からも裏の人格からも一応好意を持たれていた。
厳しい伊織に、優しい伊織君。
どうなる、この恋!?
※
自サイト『ゆらり』に掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-06 05:27:06
3940文字
会話率:40%
家庭にも学校にも、僕の居場所はない。
だれか僕を助けてくれと願ったら、顔面がへのへのもへじの謎の人物が現れた。
「僕は君だ」とお前は気味の悪いことを言った。
最終更新:2018-07-16 21:38:26
3222文字
会話率:41%
代々優秀な血族を生み出してきたある一家に子供が授かった。
そして、生まれた子供は女の子。大きな魔力を持って生まれたその子には秀才の上を行く天才の素質があった。だが、その父母は喜ばない。なぜなら、その子が男ではないから。そうして、望まれぬ子に
なった子供は、十年間、女として幽閉されて感情が負へと彷徨い、そして男として生きることを強制され、生きて行くことになった。感情の乱れから心に表裏の人格が創られた。しかし、再び女として生きることを強制され、それは壊されていく・・・一人の傲慢でちょっとツンデレな優しい男に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-24 23:22:13
25342文字
会話率:34%