ヒーローとは幻想である。夢物語で夢想でどうしよもなく非現実的なおとぎ話。だけれどもそれを信じる人がいる、求める人々がいる。だからこそ、フィクションとして彼らは存在し、
現実の我々に何らかの影響を与えている。と、信じたい。究極的には幻想、故に
その存在は不安定であり、不確実である。その本質とは何であるか。無辜の民を救う、救われない存在を救う、
それが現実であれば良いと、願い続ける。いわば一つの理想、それを現実に対して示す事ができるのが、ヒーローだと自分は考える。救われない存在を救われない存在として切り捨てるのは、
単なる妥協であって、現実に屈した姿だ。ヒーローは違う、”運命に見放された救われないもの”を救う存在こそヒーローなのだ。ヒーローとはその意味で現実を超えた存在であり、
その高潔なる精神とそれに基づく行動こそが、現実に理想を投げかけるのだ。そんなヒーローに憧れる少年がこの作品の主人公である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 21:59:02
5400文字
会話率:66%
むかしむかし、あるところに、一人の王子様がいました。
はち切れんばかりの腹回りで、飛ばしたボタンは数知れず。歩く根菜喋る豚と城内で馬鹿にされる彼の名前は、パームキン・チャールストン。
この国の第三王子であり、“導き”の魔女と呼ばれた、偉大
な魔法使いの弟子でございます。
彼は“導き”の魔女が死んだ際に、国王との厳格な約束の元、平民から召し上げられた王子様でした。
しかしながら、彼の魔法使いとしての力は絶大で、近衛兵についた良き友人と、味方になってくれる義兄と共に、何不自由ない暮らしを謳歌しておりました。
しかし、パームキン王子には秘密があったのです。
彼の本来の目的は、師匠の遺言を実行すること。そして、まがい物の国王夫妻から、愛する人の為に王座を奪還することだったのです。
その為に彼は、師匠の娘である、エラ・シルダーへ会いに行き、自らの目的の為に助力を願い出ました。
しかし、体を呪いに蝕まれ続け、醜い容姿に“灰かぶり”と蔑まれていたエラは、初めは彼を拒絶します。
彼女はずっと、自分を迎えに来てくれる、偉大な魔法使いを待っていました。
けれどもそれは、あなたのような人間ではないと、拒絶したのです。
話を重ね、エラの協力を得られたパームキン王子は、彼女の呪いを解くべく行動を開始します。
その行動こそがまさに、ダイエットだったのです──!
これは効率の悪い魔法使いによる、復讐の為のダイエット活劇。
愛の為に命へすがりついた、些細な男の物語を、どうかご観覧ください。
※完結済み。開幕、1話~24話、閉幕まで、一時間置きに予約投稿していきます。
魔法が解けるそのときまで、お楽しみ頂ければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-17 01:00:00
84994文字
会話率:36%
幼なじみの男女。
あの時、道を踏み外してなければ、側に居たのは。
我慢が、道を造る。
筋を通す方が、道を創る。
道とは。
信用という感情で出来ている。
最終更新:2020-08-07 15:47:07
7663文字
会話率:43%
迷っているなら行動しろとか、あるじゃないですか。そーゆうのを考えると行動こそが金額に反映されると思うんですよ。でもね、必ずしも行動が良い選択になるわけじゃないんですよ。
最終更新:2015-02-09 06:07:58
2736文字
会話率:57%
瑠奈は水を媒介にして魔法を使うことができる。異なる世界へ渡ることもできるようになるが、その行動こそが魔力の調和を乱すと知り、選択をする。この、世界に残ると。
口の悪い細目の男が出てきます。ええ、ひでえ口調で罵ります。でも瑠奈は平気です。あん
まり言葉が得意ではないので。そうだよね、瑠奈?
瑠奈「…とりあえず、どうでもいいことは、気にしないかな」
そんな娘が主人公のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-09 23:09:11
73316文字
会話率:48%