ホワイト男爵家の長女ジャスミンは二つ年下の美しい双子の妹達が生まれてから両親の愛情全てを奪われた。
幼いジャスミンはそれでも両親の愛情が欲しくてわがままを言った時、聞き分けの悪い子と言われ別邸に追い出された。
悲しくて寂しくて死にたい
と思った時、突如頭の中にユイカという異世界の女の人が住み始めた。
根暗で自己肯定感の無いジャスミンと、積極的で自由な性格のユイカは時々人格を入れ替えながら協力し合い大人に成長して行った。
そんなある日砂浜に倒れている美しい男性を助けた。
この男性は帝国のラファエル王子様だった。しかしジャスミンとユイカはその手柄を双子の妹達に奪われ、妹達のどちらかがラファエル王子の妻になる事が決まった。
そんな中、ホワイト男爵は双子の姉であるジャスミンの存在を皇帝達に隠していた。ジャスミンは根暗で家に引きこもっており、行儀作法も知らない恥ずかしい娘だと思っているからだ。
しかし結局その存在を隠し通すことができず皇帝に招待された晩餐会にジャスミンを連れて行った。皇帝に挨拶するジャスミンの優雅な所作や物言いにその場の全員が驚いた。その後、ジャスミンに代わって表に出ていたユイカの能力の高さを皇帝が見抜き、ラファエル王子の右腕に抜擢した。
その後、ラファエル王子の元で仕事を始めたジャスミンとユイカだが、冷たいラファエル王子とその従兄弟チェスター侯爵の無関心に何度も悔しい思いをする。
だが諦める事なく必死に働き功績を上げ、二人に認められるようになった。
ジャスミンとユイカは交互に表に出て仕事をこなすうちにジャスミンはラファエルの従兄弟チェスター侯爵に恋をした。一方でユイカはラファエル王子が気になる。
一人の体に二人の人格がそれぞれ違う人を愛し、家族や妹達、根暗なジャスミンに対する偏見と戦いながら愛に生きてゆく女の子二人の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:00:00
27931文字
会話率:27%
堺県堺市に居を構える生駒家は、戦国武将として名高い生駒家宗の末裔にして華族の家柄。
そのため、跡取り娘である英里奈に対しても厳格な教育が施されていた。
生駒家に仕えるメイドの菜畑カスミもまた、生駒家当主夫妻の意向に従い、英里奈に対して厳格な
姿勢で接していた。
ところが生駒家の厳格な教育方針が裏目に出てしまい、跡取り娘の英里奈に予期せぬ事態が起きてしまう。
そこでカスミは、ある決断に踏み切る羽目に…
※ 本作品は、ひだまりのねこ様御主催の「つれないメイド企画」の参加作品で御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 07:10:34
7969文字
会話率:26%
自作品の転載です。キンドル上で、自作「もし彼女がお笑い芸人になったら」をAmazonで販売しています。よろしくお願いします。
あらすじ
自己啓発本のような小説。主な登場人物は一組の中年夫婦。専業主婦のダメ女房が、落語カルチャースクールの若
手落語家にあこがれ、無理やり入門。前座修行中に行儀作法を叩きこまれて成長していくという過程を、夫(オレ)の視線から書いています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-20 11:00:00
30912文字
会話率:51%
王国魔術師として順調に知識を得、それなりに充実した毎日を送っていたエルウィン・クライフ。そんな彼にある日災厄が降ってくる。幼馴染の厄介ごとに巻き込まれ、平民の娘を弟子にしなくてはならなくなったのだ。
知識も無ければ、行儀作法もなっていない少
女。魔力の扱い方を教えようと教材を渡しても、文字すら読めないときた。
そんなできない尽くしの少女を一人前の魔術師に育てられるのか?そして、いつの間にか変わっていく彼女との関係。
一人の少女の成長と、それを見守る男のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-28 22:47:40
14410文字
会話率:41%
わしはヘンドリック。なぜ死んだのかは忘れたが、気がつけば産声を上げていた。八百年先の、遠い子孫、しかも女子として。二度目の人生、意欲も目標もない。躾けられるまま行儀作法を身に付けて、出される料理や菓子を、密かに心の中で採点するのを日課にし
ていた。
幽霊の彼女と出会うまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-17 13:23:23
230507文字
会話率:50%