百年前に起きた星の嘆き(アステリラメント)と呼ばれる大災害により、陸地の半分以上が海に沈んでしまった世界。
そこに残された五つの島国の中で、三つ目に大きな島センデンスの最南端には、穏やかな港町リシャルジアがある。
女手一つで育ててくれた母
を亡くしてリシャルジアにやってきた少女ルエラは、頼りにしていた祖母まで亡くし、それでも懸命に海岸近くの食堂で働きながら日々を過ごしていた。
ある日、ルエラは人助けをしている最中に助けてくれた人魚族の青年マーレに出会う。
何故か彼に気に入られてしまったルエラは、その日以来、脅しとも取れる状況に追い込まれ、毎日のようにマーレに会いに行く事になってしまう。
小さな港町で起きる、いっぱい褒めてくれる無邪気な人魚男子と、溺愛されて振り回されている苦労性ヒロインの、ほのぼの恋愛ファンタジー物語です。
***
(!)カクヨムでの中編コンテスト用に書いていたものに加筆したものになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 12:20:00
55583文字
会話率:26%
「十七歳の誕生日に王子様が迎えに来る」―――そんなおとぎ話のような言葉を母から聞かされながら、すくすくと素直に常識的に育った主人公(♂)。そんな彼に与えられた運命は、なんと異世界のお姫様!?
苦労性のヒロイン(?)と個性が強すぎるその仲間た
ちが繰り広げる、少しコメディーチックなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 20:20:17
40586文字
会話率:40%
婚活のため、黒魔導師から白魔導師へ。
いざジョブチェンジ───と思った矢先。ルルベル・シーリアは魔王討伐に向かうよう神の啓示を受ける。黒魔導師として。
桃色の髪を振り乱し、戦力的に足でまといの英雄と聖騎士の尻を叩きながらルルベルは魔王討伐に
邁進する。
パーティーメンバーの聖女と白魔導師のまどろっこしい恋を応援しつつ、ルルベルは「これがお助けポジションかあ…」と旅路の途中、遠い目をした。
R-15は念の為、まったり更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 20:00:00
19848文字
会話率:58%
『女神に真実の愛の誓いを立てると加護を帯びた花の紋様が左の手に現れる――』そんなのは離婚と重婚を避ける手段だと思っていた――――
魔法省で働く魔術師リリアーナ(通称・リリア)は、裁決を貰う筈なのに何故か冷酷無表情の宰相との婚姻届に記入し
た事になっていた。これも傲慢・浪費に加えてちょっと生理的に受け付けない王女との婚姻をさけるための人助けだと納得した矢先に――――ちょっとまって、何でいつもは動かない表情が(私限定)で稼働するの?そして何で私の秘密というか、周囲の人たちは話を聞かないの?
※ストレス発散にノリとテンションで書いたファンタジーちっくなストーリーです。ふわっとした設定のご都合主義で進みますが、暇潰しにどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-09 23:13:13
7185文字
会話率:56%
ヒロインと、自称天使(兄)と、自称悪魔(弟)の邂逅。
最終更新:2010-10-31 13:42:12
6299文字
会話率:29%