自己言及のパラドックスが生み出す、意味がわかるととても恐ろしい話です。
最終更新:2023-05-14 05:35:43
535文字
会話率:40%
僕の名前は、穴太晴夫(あのうはるお)。四十七歳、独身、童貞、落ち武者禿げ。大学を卒業してから一度も就職することなく二十五年間引きこもり。ロスジェネ世代の負け組。僕は、実家で両親に喰わせてもらいながら、毎日大学ノートに趣味の漫画を描いて、の
んびりと生活をしていた。そんな僕の平穏で快適な引きこもりライフが、新型コロナウイルスの襲来によって、無慈悲に奪われることになる。突然の父の死をきっかけに、僕は社会に出ることを余儀なくされてしまった。父の知人のコネで入社した「氷川物産」。でも僕はせっかく入社したその支店に長く居られなくなる。原因は僕の嘘。僕は重度の虚言症だった。そして僕は、異動先の支店で、島袋珠(しまぶくろたま)という、社内で鉄仮面と呼ばれる女性の直属の部下になる。島袋主任は僕の運命の人? 兎にも角にも、もう嘘はやめよう。嘘は罪。そう嘘は罪。そして罪には罰。
「自己言及のパラドックス」といわれる逆説がある。その例として最も有名なものが「私は嘘つき」という発言。考えてみれば、この発言は大いに矛盾している。「私は嘘つき」という発言が本当ならば、その発言すら嘘。「私は嘘つき」は嘘。つまり私は「正直者」。ところが、その正直者の私が「私は嘘つき」だと発言している。つまり「私は嘘つき」。でも、その嘘つきの私が「私は嘘つき」と発言しているのであるから、つまり私は「正直者」。でも……。ああ、嘘は罪。そう嘘は罪。そして罪には罰。
新型コロナウイルスによって、大きく変わった生活様式や一般常識。お互いにずっとマスクを装着したままという、今までにないコミュニケーションのなかで、しだいに惹かれ合って行く僕と島袋主任。
そう、これは、大人になれなかった大人たちの純愛物語。
となかんとか小難しいこと言っちゃってますが、内容はアッパラパーのスチャラカホイでございますさば、お気楽にお読みいただけたらこれ幸い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 08:25:23
48127文字
会話率:26%
自分自身を要素として含む集合と、自分自身を要素として含まない集合に関する一考察。
創作論と言うほど、大げさでは無いですが…。
最終更新:2022-01-10 10:00:00
1663文字
会話率:27%
これが決定版!
エッセイジャンルで1位が取りたいかー!?
ならばお教えしましょう!
絶対に!なろうエッセイジャンルで!1位を取れる方法を!!!
(絶対など絶対にない!)
【2020.8.9】エッセイ週刊1位獲得!
最終更新:2020-08-02 18:01:49
2760文字
会話率:0%
自己言及という形の思い出語りです。
キーワード:
最終更新:2019-07-22 14:35:28
334文字
会話率:0%
中央神殿人族神官マレイの休日。
猫、犬、兎、熊の耳尻尾付きの動物族と呼ばれる獣人と人族が暮らす世界に
世界を浄化する存在として「神子(みこ)」を神殿が保護しています。
マレイは神子デイル君の子守役。
デイルの誕生日祝いを買いにはるばる犬族地
区まで来ましたが……という話。
まだ存在しない本編(執事グリム)の脇役マレイの休日話。
某掲示板に一度投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-24 20:11:10
7797文字
会話率:9%
友達皆無の神殿に引きこもりニートだった冴えない僕が、人を守る「勇者を継ぐ者」すなわち「神子」として小さな旅をする。
という予定だったのに、世界の調停者、神の使徒とされるエルフがやってきて
人は滅ぶべきだと言う……。
僕はどうしたらいいの
か。
神殿に隠されていた生き物(?)と一緒に世界を知る旅に出る。
この生き物(?)、なんなの?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-11 23:22:49
3478文字
会話率:10%
タルギというゲームから着想を得て書いた話。
砂漠の民が生き延びるには部族の人数を増やす必要がある。
砂漠で行商をして生活を営み、襲い来る盗賊に備える。
カードを使ったそういうゲーム。
某掲示板に晒し中
人生はゲームだと突き放するほうが
わかりやすい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-06 20:26:07
1669文字
会話率:0%
文学青年と愛想のない隣人との他愛もない日常の一コマ。
あるいは小説にも満たない言葉遊び。
あるいは回りくどい自己言及。
キーワード:
最終更新:2014-01-12 12:11:02
1396文字
会話率:35%
小説家にとってはあらゆることが小説にできる。例え、スランプになろうとも……
最終更新:2009-12-17 16:01:56
2678文字
会話率:2%