私の中にはこの世界ではない『世界』の記憶がある。この世界では発達していない科学や医学という知識。魔法が発展しているこの世界ではその考え方自体がない。土が瘦せたなら魔法を使えばいい。水がなければ魔法を使えばいい。身体が悪いならば魔法を使えばい
い。
この世界はそんな場所だった。
そして、男を目の前にして真っ先に思ったのは『眠れる森の美女』か?だった。
金髪に赤い瞳。普通の男よりは体格に恵まれているらしく、普通の女性よりは背の高い私でも大きいと思った。まあ服を脱いだら筋肉凄いんだろうな、なんてボヤっと思った。まあ、それを顔に出すことはない。
「私にどんな御用ですか?ロラン・ゾル・サングロウ王太子殿下?」
ニコリと笑う私に彼は苦笑いをした。正体を隠すつもりで彼は来たのだろう。残念ながら私の持つ能力により彼の身分はすぐに分かってしまったようだが。
「……すぐに分かるとは流石は高名な魔女殿だね。」
私はエイダの街に住まう魔女。高名な魔女と言われているが、それは生まれ持っていた『違う世界の知識』と、生まれ持っていた『鑑定眼』これのおかげで、私の魔女としての地位は確立されていった。
そして男の様子を『鑑定眼』で見れば、最初の言葉に戻る。
『眠れる森の美女』か?
正確には眠れる森の美人だな、と思いながら美丈夫な男を見て笑った。
童話改変シリーズの第四弾で、最期の話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-07 19:47:36
48197文字
会話率:48%
自己完結斯くあるべし。
此処は、私にとっての実験材料豊富な実験室。時に誰かを巻き込んでしまうかもしれません。
私は、自己中心的な思い込みの激しい人間です。そんな人間の戯れ言です。こう言ったら、怒るのかな?
但し、本気の言葉で意見は
言います。
後書き、気が狂っていました。自分の異常さを感じるのはやはり辛い物があります。
その内、非公開にすると思います。病的に主観的な捉え方をしてしまう人間の手記。
後書きの後書き。非公開にはやはりしないつもりです。今はそう思ってます。私は、このエッセイを投稿し終わった時、また世捨て人のような、孤独で暗い道に足を踏み入れてしまったと感じました。それは、作者の病的な部分を作者である私自信が忌みすべきものと捉えてるからです。直視したくないからです。
それは、常識的な感情であり、社会通念だと思っています。しかし、それでは、私が私を好きになれない。
後書きを付した後、ヤバイなこいつ!っと客観的に笑う私がいました。面白いと。それが、大事!
後書きの後書きの後書き。ヤバい、これ面白いわ!止まらん。昨日トマト食べた?食べてないよ。
リコピン!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 04:57:19
1494文字
会話率:3%
大学二年の冬、「わたし」の前に突然現れた、絵描きの男の子、恭一。
彼は「笑顔の私を描きたい」そういって、私たちの時間は始まった。
彼は、私を描いてくれた
走る私、怒る私、笑う私、居眠りの私、食べている私、あくびの私、踊っている私。
全部私。恭一が描いてくれた私の一瞬。
ラブレター。そう。これは恭一が私にくれたラブレター。
私だけしかいない、言葉のないラブレター。
でも、私の間にはいつも、彼が描いてくれた「私の絵」が挟まっていた。
と言うことで、投稿完結済みの「海が見える部屋」の続編です。
直接的な続編というより、間接的な続編
「T−1]と「T−2]のような感じでしょうか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-22 21:00:00
147047文字
会話率:11%
京都生まれのとある馬鹿のお話
最終更新:2011-08-30 04:33:17
2179文字
会話率:8%
地平線にそびえ立つ巨大な壁。
偽物の空。
民主主義と平和に麻痺した国民。
中立国家の白鷺と錆の無い銃。
絶対的武器。兵器。
----鉄の人
最終更新:2011-06-10 23:39:25
18073文字
会話率:28%
ここはとある地球。
未来なんてはるか遠くで儚いものだと思っていませんか?
未来の地球は死んでいると思っていませんか?
未来は、以外と近くに有るんです。
近くて力強い。
ただ私たちにとって、ほんのちょっぴりゆっくりなだけなんです。
そ
して地球も同じ。
弱って見えても暖かい。
例え砂に覆われようとも。
例え人類が蝕もうとも。
地球にとっては些細なこと。
ただ私たちが居ないだけ。
未来の地球の空も、きっと蒼くて高いに違いない。
そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-05 02:48:30
2156文字
会話率:43%