しんちょうのはかもり
数千年前から続く神魔戦争によって人は多くの犠牲を出した。
神王・魔王のため命を捧げることに疑問を持ち始めた人は独自の力に研究を重ね人が統治する国を創り始める。そのひとつエドナ王国。そこで素性を隠し王政魔導師団
長となったトリストは自身に忌まわしき過去を与えた神を憎んでいた。神の使いと呼ばれる神鳥を使い秘密裏に行っていた実験の最中、対立していた王妃ノアを陥れ王国の全権を握ると歴史を絡繰ろうとする。全ては自身が神となるために。
幼い頃に両親を亡くしたロルトは育ての母であるネサリー、子のエーベルと共にノーリーン村で神鳥の世話をして暮らしていた。それぞれが抱く複雑な思いを隠しながら。
エドナ王国では十六歳になると自身が持つ適性の検査を受ける義務があった。村も例外ではない。ネサリーはその準備として二人を神鳥の墓へと連れて行く。そこから人が使える能力、思念は神聖力を私怨は魔力を生成できる概念を教え始めた。
王国へ出立した二人は途中、エドナ王国第三王女ルリと出会う。そこから王国に関わり始めると意図的に改ざんされた歴史に見え隠れする両親に違和感を持ち始めるロルト。
亡くした者のため王に忠誠を誓う王政騎士団長ロランレイ。その子カルヴァーは王女ルリを護る決意を心に刻む。禁忌の先を探す王政魔導師団副長フレイは命の恩人トリストに操られロルトたちと対立するが、不思議な少女ハルネスと出会うことで過去を清算しようとする。王妃ノアとネサリーは何を見たのか。徐々に明らかになる過去とトリストが持つ私怨。
神を護りたいわけではないがトリストを倒さなければ側にいる者たちを護れない。それは自身が繋げた私怨と気づき葛藤するロルト。その迷いをエーベルの思念が包む。
神は存在するのか、神のために生きることは間違っているのか。
それでも神の象徴である神鳥を護り、人の思いを繋げていくことを選んだロルトは仲間と共にトリストへと立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 11:14:52
6529文字
会話率:26%
とある大陸で神魔戦争が起こりその結果、神々は姿を消し魔族だけが大地に残った。
人類は魔族に蹂躙される時代が永く続く。しかし、その続いた時代にも終わりが来る。圧倒的な力を持ち魔人を従えた魔王が一人の男に討たれた。
解放された人類は支配
されていた大陸の7割を取り返しあとの領土を魔界と呼び立ち入りを禁じた。
時間が進み人々は尊厳を取り返していたが、いつしか過去の事は忘れて増長し国家間で戦争を繰り返していた。
そんな人類に再び暗黒の時代が近づく…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 10:00:00
911文字
会話率:0%
創造主を失った星にて、秩序を司る神族と、混沌を司る魔族の間で、永きにわたる争い——後に、神魔戦争と呼ばれる闘いがあった。
超常の者達による熾烈な争いに巻き込まれた人々を救ったのは、異邦人と呼ばれた一人の旅人と彼と行動を共にした数多の英雄
達。
神魔を封じた彼等の活躍とその名は、巡遊歌人と語り部によって各地で語り継がれてきた。そう、一人の裏切者の名を除いては……
それから数百年の歳月が過ぎ、神魔戦争を経て訪れた束の間の安寧の日々は、新大陸の発見を境に権益を巡る国家間の戦争へと発展していく。
ヴェルデ帝国に潜入していた灰ノ国の四葉は、同国による神魔解放の儀を察知して本国に報せようとするが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 12:27:33
172376文字
会話率:35%
SSS級パーティに『強化術師』として参加していた主人公、ティーレは、パーティリーダーであるレングスから、毎日不当な評価を受け続けていた。
ティーレはレングスに不満を抱きながらも、頑張ってパーティに貢献しようとしていた。
そんなある
日、レングスは突然ティーレをパーティから追放する。さらに、ティーレの悪い噂を広げて、ティーレが他の冒険者とパーティを組めないように妨害していた。
そんな噂に踊らされて、ティーレを受け入れてくれるパーティは皆無だった。
そんな夜、ティーレは天使を自称する存在から、王たる器の持ち主を王に導く力、すなわち『王佐の才』を持っていることを告げられる。
そして、人さらいから助けた少女が王女であった事とかみ合い、そしてリーナの能力がティーレとかみ合うことで、二人は最強とも、英雄とも呼べるほどの力を手に入れていく。
一方で、『王佐の才』を失ったレングスは、それまでのようにティーレの強化の恩恵を受けることができず、パーティーを危機に陥れてしまう。
そこから他のパーティメンバーに愛想を尽かされ、遂にはティーレに逆襲しようとするも返り討ちにあい、衛兵に捕まってしまう。
全ての因縁から解放されたティーレとリーナだったが、その前に再び天使を自称する存在が現れ、彼らを戦いへと誘っていくのだった……!
1-2話 追放
3話 天使を自称する存在との邂逅
4-6話 少女との出会いと、本当の能力
7話~ レングスの失墜(ざまあ)
となっております。10話辺りまでは一日二話投稿の予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-10 20:00:00
33961文字
会話率:50%
古の時代。
魔族を率いて神々に挑み、次々と殺戮した1人の魔族がいた。神々から恐れられたその者を、畏怖の念を込め、魔王と呼んだ。
しかし神殺しの魔王も、結束した神々の力の前に敗れ去り、世界に平和がもたらされた。
この戦いは神魔戦争と呼ば
れ、神話として後生まで語られていた。
それから時は流れ神暦2639年。
再び魔王と名乗る魔族が現れ、世界が災厄に見舞われた。
神話の中に登場する魔王が姿を現し、災厄をもたらした事で、世界に大きな震撼が走った。そして魔王の出現により、世界各地で神々の降臨を望む声が上がっていった。
そして20年後。今まで沈黙を保っていた神々から1つの神託がもたらされた。
1人の少年が魔王を倒し、再び世界を平和に導くだろうというものだった。
その神託の際に告げられた少年の名は、レイシス・フォン・アルセウス。
三大国家の一角である、アルセウス王国の第1王子であり、歳は10歳になったばかりだった。
そんな幼いレイシスを支える為、姉と慕う5歳年上の従姉で《戦乙女》の2つ名をもつ姫騎士、メリア・エル・アルセウスが魔王討伐の旅に同行した。
レイシスは旅の中で仲間を増やし、2年の歳月をかけて魔王を倒すに至ったのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-12 20:25:18
4188文字
会話率:40%
この世界には神がいる。魔神がいる。天使がいる。悪魔がいる。
魔法もあるし科学もある。ただ1つ、存在しないとすれば、
『常識』だけである。
そんな何でもありの世界には15の国があり、独自の文化を養ってきた。そのなかで人間は、人類は衰退してい
った。
当然であろう。人間が、神や魔神などに対等に戦えるわけがない。
ある時、1人の人間は言った。
「この世界にいる人間は弱くても、他の世界の人間は強いのではないか?」
その1言で全てが動き出した。弱りきったサビだらけの歯車が少しずつ、動き出した。
これはそんな世界に巻き込まれた2人の兄妹の物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-08-16 15:38:45
2481文字
会話率:43%
四人の神と魔王が世界の存亡をかけて争った「神魔戦争」が終結して千年、世界は機械と魔法の対立する時代だった。三百年間続いた「第一次世界大戦」を終結に導いた三人の勇士の一人、帝国陸軍中佐リク。彼の家には千年間も眠っている少女がいた。ある日の夜、
その少女が目を覚ました……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-06-29 19:58:10
43159文字
会話率:54%