恋人の『女装趣味』を発見した時。人はどう行動するのが正解なのだろう。
扉を開けると、そこには婚約者のキリシュ・ローゼンクロイツ『殿下』の姿が。
翌日、王城にお呼ばれし、婚約破棄を言い渡される。
長年、殿下に仕えていたけど、まさかそんな趣
味があったとは。
いや、私の忠誠心はその程度では揺らがない。
新たなるお世継ぎができるまで、完璧に支えてみせますとも!!
そしてある晩、『殿下』の婚約者である『私』――エルザ・エインヘルは殿下が『女装』していた真相と真実の愛を知り、不覚にも逃げ出し――『ありのまま』の殿下を愛することを誓うのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 11:00:00
22222文字
会話率:34%
白いドレスに身を包んだ少女。ブロンドの髪がほっそりとした腰まで伸びており、窓から入る陽の光を受けて、金色の光をより強く放っている。白い肌がより際立って見えるのはそのためだろう。
美であることへの憧憬や、嫉妬など抱くことができるはずもない。
とても手の届く次元に存在すると思えない。格の違い、なんて言葉はこんな時に使うのだろう。
全てを総べる神がいるのなら、神はこの少女には持てる力と愛を惜しみなく捧げたのだろう。唯一、不治の病に侵されていることは、あまりにも完璧に注いだ愛が生んだ歪かもしれない。しかし、それすらも寵愛に思える。薄幸な少女は、それ故に美しかった。大きく見開かれた物憂げな碧い瞳は、万物が散り際に光らせる美が宿っていた。それが常世の者ではないような容姿をかえって助長させている。
※本文より抜粋
☆国同士がいがみ合い、多くの犠牲が出た時代。
死神と蔑まれる少女兵士アヤメは薄倖の皇女、クリステルの護衛を命じられる。
惹かれあい、愛を誓った彼女たちは苛烈な運命と残酷な世界へ挑む。
【注意事項】♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
・運営さまから不適切な表現多数というご指摘をいただき、この「皇女の猫【抑制版】」は一部の表現を制限しております。
これまで読んでいただいた皆様、申し訳ありませんが性的表現が著しかったお話は改訂させて
いただきました。
全てをさらけ出した「皇女の猫【解放版】」は【ノクターンノベルズ】に掲載しております。タイトルも作者名も変えておりませんので、そちらをご覧くださいませ!
今後の投稿は【抑制版】を優先いたします。
数か月経っても警告がなかった場合は【解放版】へ投稿いたします。
過激な表現は苦手という方はこちらをお読みいただければと思います。
2017/11 追記
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※あまあまなもう一つの物語、「百合っと皇女の猫」もよろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-05 01:00:00
597960文字
会話率:43%