「真夜中の12時ちょうどに鏡を見ると、鏡に映る自分だけが笑うんだって……。それを見ちゃうと本当の自分は鏡の中に閉じ込められて、鏡の中の自分がこの世界に入ってきちゃうんだよ」
真夜中の12時に笑う自分。
鏡を見ながら瑞稀は、ふと子供の頃に聞
いた怖い話を思いだす。
今はもう真夜中の12時に差し掛かる時間だ。
『鏡に映る自分が違う自分なら、私もその別世界に行ってみたい。この世界じゃないどこかに行きたい』
そこまで考えて、瑞稀は自分でもおかしくなってしまい、小さく笑った。
鏡の私も小さく笑っている。
……今、動きがズレた。
違和感に気づいた時、世界が反転する。
今、瑞稀のいるこの世界は、かつて鏡に映っていた瑞稀の世界だ。
かつて鏡に映っていた瑞稀は、今は元の瑞稀のいた世界にいる。
ややこしい夏の物語をお届けしようと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 00:00:00
7689文字
会話率:19%
こんな
現実世界があるかも
あったらいいな-
と思い書いていきます
最終更新:2022-04-29 11:08:59
127496文字
会話率:38%
25歳、食品工場のライン工の細川くんは、日々のサービス残業、毎日ひたすら同じことをする座禅的な作業を一生懸命こなしたことで、ある日、チャクラが開いてしまい妖の類が見えるようになってしまう。
ただでさえ死にたい人生だった細川くんは、囁きかけて
くる妖達を煩わしく思い、死ぬことを決意する。
練炭を持ちひと気のない深い森に入り、いざ車内で練炭に火をつけようとしたその時、車の窓硝子をトントンと叩く者が。嘯と言う妖怪であった。
「どうせ死ぬのならば、俺と契約してその身体を俺にくれ。見返りとして、お前の魂は何不自由ない身体を与え、何不自由ない異世界へ転生してやろう。」
それを聞いた細川くんは、二つ返事で受け入れ、自らの身体と引き換えに魔法と剣の異世界へ旅立つ。嘯は身体をもらい受け、細川君として現実世界を謳歌する。
最初は順風満帆な二人だったが、何不自由ない世界で最強、美少女も抱き放題の生活をしていた細川君改めナイン=フェニックスは、刺激や遣り甲斐のない世界にうんざりしてしまい、片や人間となった嘯も、現実世界のストレスに我慢出来ず、職場の人間を殴ったり盗みを働いたりしているうちに淘汰され、ホームレスになっていた。
二人は世界の垣根を超え連絡を取り合い、契約を破棄したいと互いに願った。契約を破棄するには、契約する際に飛び散った勾玉の欠片を集め、完成させなければいけない。細川くんは、どうせ死ぬことのない身体で死んだ目で剣を振り、勾玉の欠片を集めていく。
嘯も近所の側溝を探したりヤフオクで出品されている物を慌てて落札したりして、勾玉の欠片を集めていく。
果たして二人は、勾玉を完成させ、元いる世界に戻ることが出来るのか。
現代の異世界転生もの、現実社会へのアンチテーゼ作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 10:01:06
728文字
会話率:10%
ここでは現代の異世界転生系小説での矛盾について指摘していこうと思います。書きたいナーとか思ってる人がいたら是非参考にしてね。
最終更新:2019-09-21 23:46:45
484文字
会話率:0%
これは現代の異世界・医学部に転生した者の記録である。
キーワード:
最終更新:2019-06-16 23:13:34
258文字
会話率:0%
現代の異世界に憧れるくらいであとは普通な女子高生が異世界転移の特典である、言語翻訳や、特殊なスキルが何も無い状態で転移したらしたらどうなるか?と言う話です
現代知識とコミュ力だけを武器に頑張ります
文章は会話ほぼ無し女主人公の一人称視点で
す折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 01:53:10
13662文字
会話率:5%
――――我々はハイエナです、ご存知ですよね。
時給16万6千円。
現代の異世界、外資系名門証券会社ダリルリンチ・グローバー証券に入社した椎野憂。
不安定でブラックな体質の会社でアナリストとして経験値を積む椎野が書いた一本のレポート
。
リーマンショックによる日本法人の危機を救ったレポートを機に、椎野は投資銀行部へ引き抜かれる。
椎野が1号案件の北日本旅客鉄道で見たものとは? そして北日本旅客鉄道の再生は?
(本作品はフィクションです。登場する人物団体などは実在のものとは関係ありません)
本編は、証券業界、鉄道業界のお仕事モノになります。
なお、難解な用語については、追い追い各話の後書き部分に※で注書きしていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-04 00:00:00
140096文字
会話率:40%
遠い未来の異世界から現代の異世界に飛ばされて来た二人の男女がチートを武器にしてのんびりと暮らしてく?そういう物語です。
最終更新:2017-02-05 12:11:32
6072文字
会話率:50%
その一:偉大なる魔王陛下に絶対の忠誠と服従を誓い、その眷属として御方の為に死するまで戦うこと。
その二:魔王陛下の復活と新たなる魔王陛下の誕生の日が来ることを常に祈り、日々の研鑽を忘れずに己を鍛え上げること。
その三:魔王陛下の宿敵たる人間
を根絶やしすべく尽くすこと。
その四:以上を遵守すること。
―――魔族代表『マスターロード』。
ようこそ、人間。ここは地獄である。
ここは、力のみが全てである。それだけがルールの人外の“箱庭”に放り込まれた少年は、どのように生き、どのように勝ち残るのか。息もつけぬ困難の中、彼は英雄になれるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-15 06:00:09
1561988文字
会話率:34%