好きだったものの熱が冷めるのは、主に供給に掛かっている。公式からの供給は頻繁じゃないから、なおのこと。
あぁ、早く、早く、満たしたくて仕方ない。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
何でも良いんですよ。
夢中にさせてくれたら、今を忘れさせてくれたら。
本当に何でも良いんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 18:12:45
792文字
会話率:36%
ーーー下町には魔女がいる。
それを知ったのは運命か、はたまた単なる偶然か。
運命論者でないただのフリーター、佐倉京一(サクラ キョウイチ)は就活が上手く行かなかった事からむしゃくしゃして、偶然、昼食に訪れた店に無造作に貼られている手書きの探
偵事務所の事務員募集の広告に手を出す。いざ面接に向かうとそこで待っていたのは、自称『下町の魔女』こと、山霧優子(ヤマギリ ユウコ)だった。探偵事務所の所長である彼女は、この出会いは運命と願いたいほどの美人だったのだがーーー
もっとも、それは一瞬、星の瞬きと変わらない速度で京一はその熱が冷めることになる。どこかの雑誌でモデルでもできそうな容姿の彼女の顔は赤く、口を開くと広がるアルコール臭、事務所内は脱ぎ散らかした衣服や食べカスが散らかっており、しまいにはハズレ馬券が散乱するという惨憺たる有り様だった。
ーーーもしかして、やばいところに来てしまった!?
そう思った京一は、早々にお暇させて頂こうと思ったが、運悪くそこに一件の依頼が。依頼主は優子に縁のある生活安全課の刑事。その内容は、死んだはずの刑事が夜間、繁華街の見回りをしているとの噂がありそれを調査してほしいというものだった。その場のノリで優子によって事務員に採用され、優子と共に調査する事になった京一。しかし、いくら調査せども謎は深まるばかり。着手金で朝から酒の溺れ、馬の選定に勤しんでいた優子が、突然自身の『魔法』でどうにかするというと言い出してーーー
ほんの少しのファンタジーと現代人が忘れた古き人情が交錯する下町を舞台にした異色の探偵物語が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 00:15:29
4214文字
会話率:42%
想像してみて欲しい。
誰もが一度はあるとは思う。自分で創ってみた物語。
そんな世界に、自分が登場する。
「こんな事になるなんて思わなかったんだ!」
少年は小説を書いていた。中学生の頃だ。設定もシナリオもどこかで見たような
物真似の物語。自己満足の分類で、誰にも読まれる事のない作品だった。
本人は面白がって執筆していたが、熱が冷めるのと同時に続きを書かなくなった。
そんな世界に自分が迷い込む。
「死んだら元の世界に戻れる」という話らしいが……。
これは夢の中で死ぬ為の物語でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 22:28:36
267067文字
会話率:43%