男爵令嬢と浮気して蔑ろにするから私から婚約解消してすっきりしてたのに、元婚約者の王子がいきなり家にやってきて婚約解消したことに文句言うわ、私のことが本当は好きだったとか言うわ、あれは浮気じゃなかったとか言うわ。なんだこいつ。だったら最初から
そういう態度しろよ。お前のせいで私は皆から軽く見られて自国の友人ゼロのぼっちなのに。今更好感度無のお前に何を言われたって、もう遅いわ。帰れ。
■全3話。7時、12時、17時更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 17:00:00
6017文字
会話率:8%
オーレリア・ベルジュ公爵令嬢。
彼女は生まれた頃から王妃となることを決められていた。
その為血の滲むような努力をして完璧な淑女として振舞っている。
けれど婚約者であるアラン王子はそれを上辺だけの見せかけだと否定し続けた。
つまらない女、笑っ
ていればいいと思っている。俺には全部分かっている。
会う度そんなことを言われ、何を言っても不機嫌になる王子にオーレリアの心は次第に不安定になっていく。
そんなある日、突然城の庭に呼びつけられたオーレリア。
戸惑う彼女に婚約者はいつもの台詞を言う。
「そうやって笑ってればいいと思って、俺は全部分かっているんだからな」
理不尽な言葉に傷つくオーレリアの目に咲き誇る白薔薇が飛び込んでくる。
今日がその日なのかもしれない。
そう庭に置かれたテーブルの上にあるものを発見して公爵令嬢は思う。
それは閃きに近いものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 12:35:35
3120文字
会話率:24%
俺の家の隣にあった工場が閉鎖され、解体された後にアパートが建った。ある日、俺はそこに住む一人の女性に声を掛けられた。そいつの名は春香。俺が小学生だった頃の友人の妹であり、俺とよく遊んでいた。春香とは実に十五年振りの再会となった。
俺は春香の
アパートに誘われた。そこで俺は、春香の俺に対する思いを知ることになったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-20 07:11:05
4777文字
会話率:61%