無窮の塔バベル――天高くそびえるその塔の中には何百という「塔」への入口があり、日々塔の攻略を目指すべく「挑戦者」たちがしのぎを削っていた。
迎え討つは「塔主」。魔物を召喚し、罠を配置し、自分だけの塔を創り上げて「侵入者」を退ける。
塔主に選
ばれた者も、塔を攻略した者も、英雄として名を馳せる。それがこの世界だ。
第500期の「塔主」に内定したシャルロットは田舎街の娘だった。「塔主」になるのも嫌々だった。
しかし内定式にて神から与えられたのは「女帝の塔」。
それは|二十神秘《アルカナ》と呼ばれる名高い一塔だった。
しかも同時に与えられた|神賜《ギフト》は|神定英雄《サンクリオ》と呼ばれる過去の偉人・英雄の召喚だったのだ。
力を持たない娘に「女帝の塔」と「|神定英雄《サンクリオ》」が与えられた。
分不相応だと驚くシャルロットとは逆に周りは騒然となる。
なぜなら、召喚して現れたのは「メイド」だったのだ。英雄とは程遠い。
しかもそのメイドは――この世界の誰も知らない「四本腕のメイド」だった。
※主人公は現地人ですが異世界転移タグをつけています。
※ダンジョンではないですがダンジョンマスタータグをつけています。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 10:00:00
1973322文字
会話率:22%
ぐるぐる眼鏡をかけた一見地味な伯爵令嬢エリゼは自分の婚約者が浮気している現場に遭遇する。
別の令嬢に愛を囁く婚約者に家格以外興味は無いと言われたエリゼはいずれ婚約破棄される事を知った。
ケヴィンは豪商である実家の利益の為、貴族の家格欲しさだ
けでエリゼに近づいて来たのだった。
「君とこうしている時が一番幸せだよ。僕の婚約者はあんなのだしさ」
「可哀そうなケヴィン。私が傍に入れればいいのに」
「もう相手をしなくていいわよ、ケヴィン」
エリゼは自分から婚約を破棄して気分一新生きていく事に決める。
まず彼女が初めにした事は眼鏡を外す事だった。
実はエリゼは人間の心を惑わす力を持つ魔眼の持ち主で眼鏡はそれを隠すための手段だったのだ。
ある薬を使う事によって眼鏡を外すことが出来たエリゼだがその様子を第二王子が焦って見ていた。
周囲が彼女の美しさに気付くからである。
スーパーメイドに守られたそんな令嬢と第二王子の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 21:13:58
41736文字
会話率:31%
玄宗皇帝の寵姫にして、大陸の四大美女と言われた楊貴妃こと楊玉環(ようぎょくかん)は、安史の乱で命を落とした。だが死して後、彼女の魂は時間と空間を越えて、異世界へと生まれ変わったのである。栄華を極めた前世とは異なる役割を与えられて。
転生した
国で拾われ、シャンテルと名付けられた彼女は、姉妹のように育った冴えない令嬢マルガリーナを、美しく磨き上げる。そして前世で得た知識を生かして、国のリーダーとなる男性に愛されるように導いていくのである。
※本作は、仙道アリマサ氏主催の「仙道企画その3」への参加作品です。R15は保険です。
※仙道氏の曲は、シャンテルとマルガリーナが屋外で過ごすシーンに流れております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 13:12:56
17770文字
会話率:24%
男のように育てられた子爵令嬢は、唯一無二の主を得て『最強侍女』へとレベルアップする。天才ではない、チートでもない、ただひたすらに努力を忘れない秀才侍女と、そんな彼女を取り巻く一癖も二癖もある男達。恋愛?そんなの主の前には無意味です。そう言っ
てのけるご主人様第一主義である侍女さんは、今日も銀色の銃を掲げて主の敵を狙う。※H29.9.15番外編を一話投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-15 18:00:00
177897文字
会話率:29%