「宮廷掃除係のリンナよ、貴様はクビだ!」
リンナは宮に勤めるエルフだった。
勤続1000年。
ただの1日も欠かすことなく、たった一人で掃除を続けてきた。
清掃魔法を極めたリンナのおかげで、広い宮のどこにも塵ひとつなかった。
いつしか綺麗な
のが当たり前になっていた。
「帝のおわすこの宮は聖域なり! 元より汚れなど存在しないのだ! ゆえに、掃除係も不要!」
実力を認めてもらえず宮を追い出されたリンナは、なりゆきから冒険者になった。
魔物の掃除にトラップの洗い出し、毒ガスの換気にお宝の分別などなど。
極めた清掃魔法はダンジョンの中でも最強で……。
リンナは瞬く間にトップ冒険者に成り上がっていくのだった。
一方、掃除係がいなくなった宮は見るも無残に荒廃し……。
帝はリンナに泣きつくのであった。
【『★』のつく回は視点が変わります。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 12:02:34
86339文字
会話率:28%
静かにしてますよ4
『静かにしてますよ?』からおよそ200年後のお話です。
主人公は『いろはに〜』のアレスの子どもです
単品でも楽しんでもらえるようにしています。
『静かにしてますよ?』のある一族の子孫が送るちょっと甘い、コメディありの
ほんわかカップル。
こちらも前作同様に1話が1000文字程度の短いお話になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-05 08:00:00
19740文字
会話率:34%