純白の雪が降り続く。
ボクの目の前には一面の銀世界が広がっている。
嫌なものをすべて覆い隠してくれる美しき雪。
あぁ、今日も雪が降る――
最終更新:2025-07-22 17:00:00
1231文字
会話率:5%
デリケート家族を抱えた思い込みの強い元バンギャの過去話を、現在のおばちゃんの自分が別視点で救い上げていく物語。
陽気で明るいメンタル落ち。
希死念慮を携えて生きてきた元バンギャの自己再生。
あくまで妄想話です
最終更新:2024-07-28 22:14:03
20871文字
会話率:10%
戦乱の世。
ヴェリア王国とカナン王国は共に独裁的な王に治められた小国同士。利権を得る為に互いが邪魔となる両国は長きに渡る戦乱に明け暮れ、多くの血が流れていた。
ヴェリア王国に住む少女、ビアンカもまた幼くして家族を戦争に奪われ、自らも死にそう
な所をヴェリア王国第一部隊長、ラファエルに救われた。
命を救われ生き方を示してくれたラファエルに尊敬と情愛の念を抱くビアンカだったが、ある時。ビアンカは敵国の青年レオンに命を救われ、カナン王国が自らの想像する悪魔の暮らす国ではないと知ってしまう。互いに惹かれ合うビアンカとレオン。しかし、明かされるレオンの過去にビアンカが抱いた罪科の念。ラファエルもまた抱えた思いを胸にビアンカを救出に向かう。三人が出会った時、絡みつく思いがぶつかりあい、その果てに見る結末とは……。
※遥彼方様主催の共通恋愛プロット企画参加作品です。長岡更紗様提供のプロットを元に執筆した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 22:00:10
34667文字
会話率:45%
──僕がこの侯爵家に養子に来てから早8年。
ずっと後を追っていた美しい義姉は、今日の卒業パーティーが終われば王城へと上がり、婚約者である王太子殿下と結婚することになるだろう。
大切な義姉と、兄のように慕った殿下の結婚を心から祝い
たいと思う。
けれど、なんでかなぁ。
僕は、どうしても並ぶ二人をまっすぐに見られないんだ。
ねぇ、姉さん。貴方はもう忘れてしまったかな?
幼い僕が泣きじゃくりながら言った戯言に、貴方は小指を絡ませ『約束』だと言ってくれた、あの日のことを。
僕は今でも、あの時抱きしめてくれた貴方の熱も、絡ませた小指のするりとした感触も、蕩けるような笑顔も、甘く僕の名を呼んでくれる声も、なに一つ忘れられずにいる。
この感情に名前をつけることも、貴方に伝えることもない。
けれど許されるなら。
一つだけ教えてほしい。
──姉さん、貴方はあの日の『約束』を今でも覚えていますか……?
**********
※弟が、義姉へ抱えた思いを、卒業パーティーの一日を通して独白するお話です。
※弟はヘタレ、義姉は転生令嬢のちょっとあれな人です。
心温かな読者の皆様には、「このヘタレがぁ!」と言いながら応援していただけますと嬉しいです☆
※転生悪役令嬢、ヒロイン、乙女ゲー等出てきますが、弟目線のため要素薄いです。ざまぁもありません。
※13話(+1話おまけ)で完結です☆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-27 08:58:46
68530文字
会話率:40%
嬉しかったり、悲しかったり、楽しかったり、辛かったり。彼、彼女の抱えた思いの話。
最終更新:2018-01-22 10:00:00
2284文字
会話率:0%
四人組の幼馴染。その中の一人の女の子が、この世を去った。
誰もが口にしなかったけれど、きっとそうなると思い描いていた未来。それらが跡形もなく崩れ去った―――はずだった。
死んでしまった人間が、思い出の場所でのみ、当然のように現れる。会えるの
はたった一人だけ。決して四人が揃うことはないけれど、それでも、その奇跡のような現象は抗いようのない停滞を生み出した。
抱えた思い出の形。そのそれぞれの面影を想った人たちの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-07 00:19:15
69243文字
会話率:45%