長きに渡る世界大戦が終結し、環境が汚染された未来の地球。
戦火を辛くも生き抜いた人々は、戦争責任が「国家」という社会形態にあると断じ、同じ間違いを繰り返さないために国家を解体し、より小さなコミュニティの、しかし巨大な造形の「都市」を世界各地
に建造し、新たな生活を送り始めた。
だが、過酷な環境を生き抜くためか、戦時に発展したサイバネ技術を放棄するまでにはいかず、歴史の影で暗躍してきた呪術士たちの血も、途絶えてはいなかった。
巨大都市の一つである《プロメテウス》は、最先端のサイバネ技術と、太古より歴史の陰で編まれてきた呪術が共存するバベル型積層都市である。最上層・上層・中層・下層の4つの居住区域から成る格差社会都市。金があれば、誰もが機械の力を手にし、金がなくとも、気軽に他人を「呪える」都市。そんな風潮ゆえに、プロメテウスは複雑怪奇な事情を抱える人々でごった返していた。
人間になりたいアンドロイド。人の心を捨てたい機械混じりの青年。絶滅を免れた女吸血鬼。奇跡を叶えると豪語する異能の少女。都市の悪徳に苛まれて精神を病んだ元刑事。
幸せになりたい。誰もがそれだけを願い、しかし都市の暗黒に呑み込まれていく。
これは、閉ざされた、しかし限りなく広大な異形の箱庭世界で生きる、人と機械と怪物の物語。サイバーパンクとオカルトの融合を図ったSF群像小説。
※本作品は、1st Story、2nd Story、3rd Storyの全三部から構成される連作長編小説です。
※ただいま2nd Storyを書き進めています。投稿は不定期ですが、できる限り間を開けないように頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 20:10:00
968530文字
会話率:38%
戦争と平和についてディベートする三人の男たち。こいつら、一体なに者なのか?
最終更新:2025-03-04 07:00:26
1246文字
会話率:0%
平行世界の地球に突如として開いた異世界への門。
それは2つの世界の戦争を引き起こし……そして、「異世界への門」が出現した国は、2つの世界の各国から戦争責任を問われたが……?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel
Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 02:47:27
1662文字
会話率:0%
「言った」「言わない」論争のあまりにもアレな真実とは?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。
最終更新:2021-12-15 13:27:54
681文字
会話率:96%
『グロリアス・アーマー』 ―エデンガルド戦争編―
―序章―
S.A.51~53に行われた、地球連合とアソシエイト旅団の戦争、『アソシエイト戦争』は、地球連合の勝利で幕を閉じた。旅団トップでこの戦争の首謀者、ミラン・ウォーレンの死亡。
連合の公式発表では、これにより戦争終結に至ったとされるが、事実、彼はヴィシュート・イーストランドとして、身柄を拘束されている。連合としては、統一戦争を戦った英雄の一人が、戦争責任者だとは世間に知られたくなかったのだ。
S.A.58、戦争終結から五年が経ち、平和な時代が長く続く予感が、人々にも感じられていたこのころ、「ネオ・アソシエイト」を名乗る武装集団が、地球連合に対する抵抗運動を開始した。
エデンガルド。ここは、自然と都市機能がうまく調和した、美しいコロニー(衛星都市)の一つ。だが、他の、宇宙空間にある地球連合所属のコロニーとは違って、エデンガルドは地球の内側に存在した。つまり、上空に浮かぶコロニーであったのだ。そしてここの住人は、先のアソシエイト戦争を対岸の火事程度にしか感じておらず、エデンガルドはとても平和な街だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-02 18:44:30
13682文字
会話率:74%