「君は俺が恐ろしくないのか?」
家族を亡くし、男爵家の養女になったオリビアは王命でかつて呪術王を倒した英雄の一人である方に嫁ぎました。
優しくて素敵な旦那さまですが、呪いが掛かっているから第三王女との婚約を解消されて、次々とお見合いを断
られた時きましたが、
「結局呪いって何だったんですか? 後、ちっとも怖くないですよ」
と結局呪いに気付かない妻とその夫の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 13:00:00
6628文字
会話率:42%
■【ホラー/全9話】■A病院には奇妙な話が幾つかある。待合室のテレビが勝手に点いたり、容体が急変しそうな患者は分かるという特殊な能力を持った医者がいたり。今夜はホーリーナイト。ロウソクを灯し、さあご覧に入れる。八つに分かれた、おかしな話。全
ての鍵は、袋に入った棒のお菓子さ◇『夏のホラー2019~病院~』企画参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-23 15:09:08
6050文字
会話率:20%
「吉田っ、逃げてっ!」
私は咄嗟に叫ぶ。
でもそれは幽霊を刺激するだけで、何も解決しなかった。
「幹原っ、伏せろっ!」
吉田の叫びに私は反射的に廊下に蹲った。
瞬間、投げつけられる、塩。
『……っ!』
今まさに私たち
を襲っていた幽霊がひるみ、姿が掻き消える。
でも私達はわかっている。
彼女は消滅したわけじゃない。
私と吉田をこの学校の中に閉じ込めた幽霊は、塩に退くだけで、決してあきらめてはくれない。
私達は、幽霊によって学校に閉じ込められてしまった。
同じクラスの吉田清四郎(よしだせいしろう)が、霊を視れる人で、忘れ物を取りに来た私はそれに巻き込まれた……らしい。
携帯も繋がらない。
私達が霊に対抗する手段は、塩だけ。
必死に塩を霊に投げつけながら、私と吉田は学校の中を逃げ続ける。
朝になったら助かるの?
それすらわからない。
でも、絶対、あきらめない!
※他社様でも重複投稿してあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-19 22:55:22
32080文字
会話率:26%