大人の階段を登ろうとしていた学生時代の私が、家族旅行で体験した話。
最終更新:2022-04-24 18:06:06
4198文字
会話率:30%
とある高貴な侯爵家の開いた華麗なる夜会。侯爵家自慢の庭先で、美しい令嬢が疑惑に満ちた婚約者の子爵令息を糾弾する。
彼女を差し置いて、他の御婦人に誠実を捧げたと。
涙ながらに立ち去る彼女を追えず、立ちすくむ子爵令息。
しかし、静けさが戻った
その庭でもう一人、招待客である男爵家のエメーラが潜みたくはないが潜んでいた。
そこ、目茶苦茶通行の邪魔だから退いて欲しい、と願いながら。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 20:58:40
9470文字
会話率:39%