長崎の島原市にある大三東(おおみさき)高校に、東京から美少女がやって来た。名前は雅楽川実音(うたがわみお)。彼女は以前、吹奏楽の強豪校にいたらしい。弱小吹奏楽部の音和海(おとなぎうみ)は、彼女を勧誘する。
「一緒に全国目指そ!」
「ごめん、
できない」
果たして、無事に実音を入部させられるのか。そして全国大会へ行くことができるのか。
実音に恋する海の幼馴染で野球部の暾大護(あさひだいご)や、個性豊かな部員達、頼りない顧問や地域の人々。様々な出会いや経験が、彼女達を強くする。
それぞれの恋模様も気になる、本格吹奏楽ストーリー。
現役の吹奏楽部員にとって、この作品が少しでも役に立てば嬉しいです。経験者の方には「そうそう、そんなことあったなぁ」と懐かしんでいただけると思います。吹奏楽未経験の方も、高校生達のキラキラな青春を楽しんでください。曲名が登場した時は、是非音源を探して聴きながら読むことをおすすめいたします。
また、長崎の島原市をはじめ島原半島の魅力も伝われば幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
GW中は、毎日2話ずつ更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 17:21:12
66183文字
会話率:59%
現実より多くの人々が野球に熱狂し、男女問わずプロの舞台にさえ飛び込む別の現代。
埼玉県の公立強豪校で一応ショートのレギュラーだったものの全国的にはまるで無名の選手だった月出里逢(すだちあい)は高校3年の秋、野球への未練を完全に断ち切る為、
分不相応だと自覚していながら敢えてプロ志望届を提出し、その年のドラフト会議の日を迎えた。テレビの前で同年代や大学・社会人の有名選手が次々と指名されていくのを溜息交りに眺めていたが、六巡目で逢はまさかの指名を受ける。
逢を指名したのは、日本球界12球団で"最弱"と名高い天王寺三条(てんのうじさんじょう)バニーズ。そして逢の指名を促したのは、かつての高校球界のスター投手で、現在は女子大生でありながらバニーズのオーナーも務める三条菫子(さんじょうすみれこ)。1学年違いの逢と菫子はお互いたった一度だけ練習試合で対戦したことがあった。
体格に恵まれず、実績的にも本来なら指名に値しない逢だったが、実は人間離れした身体能力を持ち、そして、その身体能力さえも霞む程の類い稀な才能を秘めていた。菫子は逢の破格の潜在能力を見抜き、球団再建に加え、ある別の目的の為に逢を引き寄せたのである。
これは、実力も精神もまだまだ未完の大器である月出里逢が、幾多の困難を乗り越え、やがてとある怪物投手と共に"史上最強"と謳われるまでの英雄譚。
(1~3日に1回くらい?のペースで1回2000文字前後くらいを予定)
twitter:https://twitter.com/best_yayoilover
表紙絵や挿絵、設定画など:https://www.pixiv.net/users/57502957
ノベルアップ+(挿絵あり):https://novelup.plus/story/160942909折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 12:01:00
1501315文字
会話率:62%
私立北掛高校は甲子園優勝経験もある強豪校だったが、近年は甲子園から遠ざかっており、”終わった高校”と謗られることさえもあった。しかし、後に”世界最強”とも称される天才女子投手の加入により、そんな北掛高校野球部の止まっていた時計は再び動き出
すことになるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 01:54:05
2912文字
会話率:18%
相川湊(あいかわみなと)は小学生の頃からバスケに打ち込んでいるバスケ少年だ。
180センチ以上ある身長に鍛えられた体躯の持ち主で、そのおかげでバスケの強豪校へと推薦入学することができた。
高校に入学して1週間程経ったある日、朝目が覚めると何
故か髪が伸び身長が縮んでいて、弟を起こすために部屋に飛び込んできた姉にすがりつく湊。
その後に部屋に入ってきた母には信じてもらえず、昔からのかかりつけ医に診てもらっても原因ははっきりせず。
ただかかりつけ医のおじいちゃん先生の知人に大学教授がいて、紹介してもらい原因究明のための研究に協力することになった。
そして約1年が経ち、名前を湊からひなたへ変えてまったく別人として地元へと戻ることにした。
※R15は保険です。
※この作品(改訂前)はカクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 17:00:00
159811文字
会話率:37%
当主様に収集され、本家に向かった、翔ら十三人兄弟。
リーダーシップのある、仲のいい双子。個性が強すぎて、兄弟以外誰も手に負えない、四つ子。意見の食い違いが多いが、一緒にいると面白い、七つ子。
主人公の翔以外、運動好きであり、抜群の運動
神経のため、全国でも1位を争うであろう強さを持っている。
しかし、強豪校に入るわけでもなく、普通の学校に入っているため、ついていけるものがおらず、避けられる存在であった。
そして、運動が嫌いな翔だが、この兄弟のなかで一人だけ運動神経が無いわけがなく······
そんな兄弟たちが、この学校の記録を塗り替えていく······と思われる物語である。
「俺らの七男、舐めてたら、痛い目見るよ?」
「俺らの兄弟を舐めてたら、痛い目見るよ? にしよう。俺、弱いから、ね。俺を舐めてても、全く問題ないから」
「そう言ってる、お前が一番怖いから」
この物語は、「美少年の妹が女中に虐められるのは、どこも同じですか?」著:風波君斗
の続編でもあります。(作者は、同一人物です)
主人公が変わっていますが、舞台は同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 12:00:00
459244文字
会話率:70%
たま―に赤面症と吃音が出てしまう主人公は自己評価低めですが「他人の見ている物が見える」「他人の視界をほんの一瞬改変する」という微妙な超能力持ちです。
祖父祖母に期待されて野球をやっていたのですが強豪校には行けず勉強を頑張ろうとしていたのです
が
「一度甲子園に行ってみたい。」と恋をした女の子に言われ甲子園を目指します。
妙に一途で真面目で少しスケベな主人公は甲子園に行けるのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 16:24:46
226320文字
会話率:25%
ダンジョンが当たり前の存在になった現代。人類にとってダンジョン探索は資源の採取、未知の開拓、そしてスポーツとしての要素を持つようになっていた。
高校1年生になった渡俊はダンジョン部の顧問のミスによって同級生たちとパーティーを組むことがで
きず、最近できたばかりの「猫塚高校」通称「ニャン高」の生徒たちとパーティーを組むことになる。
初めは進学校であり同時に強豪校であった自分の高校で活動できないことに不満を覚えた俊だったが、すぐにダンジョン探索に熱中することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 21:18:10
23685文字
会話率:46%
主人公である長沼晴玖(ながぬまはるく)は、中学時に二番手投手として全国制覇をした。
県内の強豪校への特待生での進学が決まり、ウキウキでいた晴玖だったが、いざ入学すると、そこには違う高校に行く予定だったエース笹木の姿が。
ずっとかなわないと思
っていた奴ともう一度野球をすることになってしまった晴玖は笹木に勝ってエースナンバーを手にすることができるのか。
感激と興奮の高校野球小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 21:00:00
8892文字
会話率:23%
気弱なスラッガー、築城悠を主人公とした、高校野球が舞台のスポーツ小説です。
*この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
カクヨムの方が更新は早いかと思いますが、よろしくお願いします。
中学時代、リトルシニアで世代トップクラスのホームラ
ンバッターと評されていた少年、築城悠(ついき ゆう)は、その実績から数々の野球強豪校からのスカウトを受けていた。
しかし彼はホームランを打つことにこの上ない喜びを感じながらも、少年野球時代の監督からは叩きつけるバッティングを、リトルシニア時代の監督からはチームバッティングを求められ、そのことに息苦しさや勝利への重積を感じ、それに応えられない自分には野球自体が向いていないのではないかと悩んでいた。
そんなある日、私立星朋高校の野球部監督、豊見山(とみやま)から声をかけられる。
強豪校なわけでもなく、推薦枠を与えられるわけでもない。
豊見山は始めにそう断った上で伝える、そのままの君が欲しいと。
これはホームランを打つことだけに喜びを覚える気弱でわがままな天才打者と、勝つためにそんな選手をチームに抱え込むことを決めた若手監督のせいで起こった、星朋高校野球部の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 18:39:13
88112文字
会話率:17%
野手として数々のスカウトを唸らせた天才遊撃手の一楽義勇。中学3年生の彼は、当たり前のように高校は強豪校に行くと思われていた。
しかし、たまたま見たテレビで活躍する二刀流選手が。
この日を境に彼は二刀流に憧れるものの投手の才能は皆無。
結局、
二刀流としての進学は強豪校に断られ中堅の県立高校に行くことに。
個性豊かな仲間たちと可愛い幼馴染。
一楽の投手能力は開花するのか?一楽はどのような学生生活を送るのか?そしてプロへの夢はどうなる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 20:24:16
7517文字
会話率:19%
宇宙一美しい青年・泉美沢冬斗は、生まれたときから運命の相手を探していた。
強豪校監督によるプロポーズ指導、仲人一兆人の結婚式計画、親友とのエア恋バナ、ひとりでハネムーンの下見を経て、運命の相手と出会った。
が、なんと宇宙一の美しさの代償に、
冬斗の恋愛ステータスは超ポンコツであった。告白すらうまくできない。
体が止まって、声がどもって、愛してるって、言えないって、受けたいエステ。
しかし冬斗は諦めない。美しさで分身したり、新種の生物を生み出したり、物理法則を曲げたり、宇宙に平和をもたらしたり、恋路の安全を守ったり、ポンコツなりに日々美しく頑張る。
はたして、愛のラスボス・お義父さんにアイサツできる日はやってくるのか!?
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この作品は「カクヨム」様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 18:00:00
96115文字
会話率:68%
『女子高校野球は番狂わせが起こらない』
そう言われるようになってから、もう久しい。
女子プロ野球リーグは女子野球専用ボールの開発や新救助開設などに代表される大規模改革によって人気を博すようになった。女子野球の人気拡大に従って女
子硬式野球部も年を追うごとに数を増やしていった。
しかし、ある時突然その予選大会に決勝リーグ制が組み込まれたことで女子高校野球界のバランスは完全に崩壊してしまった。
リーグ戦を勝ち抜くために強豪校は投手によって自在に打線を組み換え効率よく得点を奪い、細かな投手継投を用いて相手の打線を煙に巻いた。
ほとんどの強豪校《チーム》が同じような戦略を採用するようになった結果、厳しいリーグ戦を勝ち上がるのはいつだって分厚い戦力と名のある指揮官を要する強豪校ばかりとなってしまった。
毎年のように同じ高校が全国大会に顔を揃える様を揶揄して、人々は|女子高校野球全国予選《その》大会をこう呼ぶようになった。
────『キセキの死んだ大会』と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 21:13:35
240185文字
会話率:48%
底辺サッカー部員たちの意地
卒業を控えた三年生の先輩たちへの餞として名門強豪校との練習試合が組まれた我が弱小サッカー部
果たして良い結果を出せるか?
最終更新:2023-07-09 20:44:52
1131文字
会話率:0%
この作品は『鉄腕ラリアット』の続編です。
『鉄腕ラリアット』を読まれてからの方がお愉しみ頂けるかと思います。
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主人公・鷹ノ目直実《たかのめなを
み》は女子プロレスラーを夢見る十三歳の少女。
舞台は1990年の熊谷。
中一の春休み、直実はひょんな事から野球部に入部することになる。
三歳の頃から鍛えたラリアットをサイドスローに転用した『鉄腕ラリアット』は信じがたいスピードを生み、地区の強豪中学の並み居る打者をねじ伏せた。
しかし、ルールを知らない直実は投手として勝ち、試合として負けるという結果を味わう事となる。
そしてゴールデンウィーク、全国屈指の強豪校が直実たちの前に現れる。
挫折・友情・努力を交えた青春スポーツもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 00:00:00
423792文字
会話率:33%
VRMMOサバイバルゲーム【DIVE IN SPOT】が大流行している現在。
人と全く話ができない究極の陰キャ、景村印斬は自身の趣味であるSPOTの引退試合として出ていた大会をひょんなことから棄権してしまう。しかし、謎の熱血漢との勝負が始ま
り、話の流れで進学先まで変えてしまった!?入部した部活の個性豊かなメンバーに振り回される毎日、そこに忍び寄る暗い影……一体どうなってしまうの!?
日本屈指のSPOT強豪校である帯宏高校は今年も着々と全国大会に向けて勝ち進む!!
人と話せない限界コミュ障新入生・景村印斬をはじめ、鉄壁仮面部長、ナチュラルサイコパス、話の通じない熱血漢、特殊性癖美女などなどといった、あまりにも【問題児】な部員達が仮想空間で大活躍!......できるはず......?
【アルファポリスにて「問題児共が天下無双できる世界線」のタイトルで先行公開中!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 17:00:00
74605文字
会話率:48%
中学野球世界大会で〝世界一〟という称号を手にした。
投手は、MAX152キロを誇る怪物。
捕手は、全試合でマスクを被った天才。
もちろん、全国の強豪校が彼らにオファーを出していた――が、二人が選んだのは、地元である埼玉の県立高だった。
部員数70名弱。
人数はこそ立派だが、三年連続一回戦負けの弱小校一歩手前な崖っぷち中堅高校だ。
怪物は、ある困難を乗り越えるためにその高校へ。
天才は、ある理由で野球を諦めるためにその高校へ入学した。
各々の理由を持って選んだその高校。なんの因果か、本来会うはずのなかった運命が交差する。
「偶然すぎる?」「ご都合主義?」
あー、申し訳ないね。
単純にさ、見たかったんだよ。
二人が英雄になって、甲子園で暴れるのをさ。
☆
表紙絵はこちらです→https://twitter.com/daisuke_mngw/status/1332680386371940354?s=20
表紙絵は、紫苑*Shion様に書いていただきました!
リンク先にて素晴らしい作品がありますので、ぜひ→https://pixiv.net/users/43889070
登場人物集を作りました。
下記URLから参照してください↓
https://jiechuandazhu.webnode.jp/%e5%bd%97%e6%98%9f%e3%81%a8%e9%81%ad%e3%81%86%e3%80%90%e7%99%bb%e5%a0%b4%e4%ba%ba%e7%89%a9%e3%80%91/
誤字脱字や質問などありましたらご気軽にコメントいただけたらと思います。
※この作品は、カクヨムにて毎日連載を実施しており、今回は出張という形になります。
小説家になろうの方でも順次更新をする予定ですが、続きが気になる方はカクヨムの方へお越しいただけたらと思います。
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/1177354055092376410折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 00:39:42
350527文字
会話率:38%
メタメタしさ上等! 数字がすべての迷宮を、絆の力で駆けのぼれ!
【この作品について】
メタ視点でノベライズ風に執筆するソシャゲRPG!
【ストーリー】
・メインシナリオ
小路黎太は、主人公のデフォルトネームが自身と同名ということで興
味を持ったソシャゲ“雲海のラビリンス”に事前登録。配信と同時に放送されたテレビアニメ第一話を視聴し、チュートリアルまでプレイすると、スマホに飲まれてゲームの世界へ!
そこはフィクションと化した日本――一度に声にできる言葉が23文字3行までというテキストボックス仕様をはじめ、さも当たり前のようにソシャゲ的制約が課せられた世界だった!
『ラビリンスは、あらゆる願いを叶えてくれる――たとえ、どんな願いでも』
リアルではただの設定で、キャッチコピーでしかない言葉も、こちらの世界では誰もが信じる世界の摂理。ならば元の世界に戻してもらおうではないかと、黎太はラビリンス攻略を決意する!
トラウマと化していた中学サッカー部時代に伸ばした司令塔としての才能と、主人公としての能力『絆の恩恵(ユニットキャラクターと共に過ごすとEXPを与える)』を駆使して、千葉中央駅上空に聳える『雲海のラビリンス』を駆けのぼれ!
・キャラシナリオ
☆5クラスライセンスには、各クラスライセンスごとにキャラクターシナリオが用意されている。ヒロインたちと二人きりで過ごす時間の中で、絆を深めよう!
・ADVシナリオ
ソシャゲ世界での日常生活を送っていると、たまに選択肢が提示される。『図書室勉強会』『公園デート』などのイベントをこなして、親密度を高めよう!
・アザーシナリオ
舞台はリアル。時期は黎太がソシャゲ世界に飲み込まれる四年前――。中学入学と同時にひょんなことからサッカー部に入部することになった黎太は、初心者な上に運動神経もよくなかった。部員数も黎太とマネージャー含めて十二人で、替えはきかない。隣の学区にはサッカークラブの練習場所にもなっている強豪校があり、はっきり言って弱小チームだ。しかし、自身の中に眠っている司令塔の才能を見出され、黎太は県大会出場を目指してチームを指揮することになる……!
【作中内課金】なし ¥0/話
【更新の内容】
・メイン、キャラ、ADV、アザー、いずれかの追加シナリオ1話分
・誤字の修正(随時)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 12:00:00
201702文字
会話率:39%
小学生のころ、俺は天才と呼ばれている野球少年で調子に乗っていたが、
中学で自分より上の天才が現れて、初めて人生で敗北感を味わった。
俺はあいつに憧れるようになり、いつの日かそれは憧れすらも超える感情になった。
ピッチャーとしてのあい
つをそばで支えたいと思い、俺はピッチャーからキャッチャーに転向した。
三年になる頃には俺たちは地元で有名なバッテリーとなり、多くの強豪校から推薦の話が来るほどになっていた。
俺とあいつは同じ高校に行って、一緒に甲子園に行こうと約束し合った。
それなのに……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 21:42:59
3572文字
会話率:43%
鬼丸梶之助は時のまちに住む高校一年生。五月上旬のある日、幼馴染の西海千咲とお出かけしたさいに立ち寄った海辺で、毛皮を身に纏い石槍を持ったまま倒れていた女の子を発見する。梶之助は原始時代からタイムスリップして来たかのようなこの子を自宅に連れて
帰ったが……
アニメイトも入る大型イオンやマンションが出来、電撃文庫大久保町三部作の頃とは全く違った雰囲気となった大久保、近年高校野球の強豪校となり甲子園出場やプロ野球選手も輩出し,東京パラリンピック車いすテニス銀メダリスト、上地結衣の母校でもある明石商業の最寄り駅魚住、大中遺跡がある土山、泉市長や気象予報士の蓬莱大介さんが生まれ育った二見などが作中に登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-11 18:02:49
31374文字
会話率:48%
「pixiv」に投稿済みです。
石神葵は、辺鄙な田舎へと越してきた。人生そういうものだと悟り、新しい生活のため道でも覚えようと寄り道をしていたところ、森に囲まれた神社を見つける。お参りでもしようかと近寄ると「修行だ」と絶叫する女の声が聞こ
えてきた。恐る恐る近付けば、何やら短距離走の練習をしている女の子と出会うが怖くて逃げる。それが有賀美月との出会いだった。
翌日体育の時間で再会し、勝負しろと言われる。葵は都会では強豪校の陸上部だったが、もう引退していた。けれど衆目を集められた腹いせから、全力で走って美月に完勝。その放課後、美月に陸上部に入るようお願いされるがもうその気が無いと拒否。それなら走り方を教えて欲しいと言われる。熱心で、ただただ純粋なその眼に葵は了承する。
熱心に吸収する美月に、次第に熱くなる葵。やがてベストタイムを更新し、地区大会で三位に入賞。しかし美月は壁にぶつかり、弱音を吐きながらも熱心に練習を続ける。葵はそんな美月を見るのが好きになっていた。寝る間も惜しんで練習に没頭する美月。しかしそれが仇となり、美月は疲労骨折を起こす。運悪く神経を傷付けてしまい、美月は再起不能となってしまう。
自分のせいだと謝る葵。美月はそれに怒り、葵と一緒に練習していた期間は楽しかったと涙する。葵自身、他人に対して熱くなっていたのは初めてだったため、互いに抱き締め合いながら泣き合う。一頻り泣いた後、もう一度一緒に楽しみたいから自分の代わりに走って欲しいと美月はお願いする。葵は美月からのバトンを受け取ると陸上部に入部し、猛練習を重ねる。
弱音を吐くまいと誓っていても、心折れそうな時は美月と思い出の神社で語り合った。そうして日々の苦しい練習を乗り越えていった。
インターハイ前日、葵は美月を呼び出して思い出の神社に行く。そうしてずっと抱えていた思いを吐露する。それは美月のためにと練習をしてきたけど、ここまできたら自分のために走りたくなったと。それを聞いた美月は当たり前の事を言うな、余計な事を考えないでコンマ一秒でも早く走りなさい。そして見えた景色を教えて欲しいと伝える。互いに抱き締め合いながら、涙を流す。そうして、葵はやっと走る事に全て納得させることができた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 23:20:38
29878文字
会話率:49%