――じゃあ君は……何のために刀を振るうの?
一年前、三年間仕えていた主に言われた最後の言葉。
その言葉を抱えながら主人公――風見隼人は平凡な学園生活を送っていた。
そんな彼の元に届いた一通の手紙。
差し出し人は彼の元主である次
期大和城城主――御門紅葉。
辞めても尚彼女の命令に背けない隼人は友好国の留学生――アリシア=オルレアンとの親善試合に臨む。
一時的に返された矜持無き愛刀。
勝負の最中に他人を斬ることを躊躇い。
勝負を終わらせるために相手の武器を壊したことで親善試合は決着。
『金輪際関わることのない相手』
そう思いアリシアを武舞台に置き去りに。
これで幕引きかと思われたがその翌日彼の一人暮らしの家に現れたのは何と昨日負かしたアリシア本人。
「不束かものですがよろしくお願いします」
武器についていた王家の紋章が入った装飾品を壊したことでしきたりにより強制婚約?!
外堀を完璧に埋められたことで逃れられない隼人は渋々承諾することとなった。
自分の人生に意味を見い出せなかった少年が自分の人生を変えられないと思い込んだ少女を救う恋愛物語。
悩み、苦しみ、決断した想いが二人を強く結びつける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 14:20:59
46556文字
会話率:50%
「本当の娘か貴様」
これを言ったのは実の父親。虐待されまくりの人生だったけど、親からの命令で強制婚約の話が!
私の人生どうなるの!
最終更新:2023-03-05 21:19:43
31802文字
会話率:48%
家の間で持ち上がった縁談を勝手にいじられ、一方的に別の人と婚約を結ばされたエルマー。相手のニコラは憤慨しすぐにこれを断りたいと言うが、対するエルマーは落ち着き払っていて…。
※国と時代の設定は緩めです
※ドキドキ要素は薄めです
※性格の悪さ
は出ますが、秀才の設定を活かせる展開は一切ありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-24 17:07:03
90373文字
会話率:43%
兄ランベルトとその妹のミアは修道院からの帰りの船を降り立った。すると、屋敷には見知らぬ男が。妹のミアが結婚を無理強いさせられる。兄がそれを許すはずがない。2人の不自由で歪な愛の精一杯の叫びが町に響き、2人はこの世から否定されていた近親愛の物
語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-15 06:00:00
5870文字
会話率:49%