「すまないが、君を愛することはできない」
結婚式の直後、リゼットは新婚の夫アルベールからそう宣言された。
妹に婚約者を寝取られ、厄介払いされるようにリゼットが嫁いだ相手は、『人嫌い』『鉄仮面公爵』などと呼ばれるワケアリの王弟公爵アルベール
。
その宣言どおり、アルベールは夕食の場にも出てこず、初夜もすっぽかす。
仕方ないとお飾りの妻を受け入れ、寝ようとしたリゼットの前に、一匹の黒猫が現れた。
「なんて可愛いの!」
猫が大好きなリゼットは、夜にしか姿を見せない黒猫とのふれあいで癒やされていく。
ところが、黒猫と仲良くなるにつれて、なぜか夫アルベールの態度も変わってきて……?
家族から軽んじられてきたリゼットと、訳あって人との接触を避けてきたアルベール。
王命で結婚した二人が、互いを癒やしながら本当の夫婦になるまでのお話。
*約25000字で完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 17:26:24
67477文字
会話率:33%
ジャプカ侯爵家はかつて王族に連なる公爵家であった。しかし、公爵家と名乗れるのも王族に連なっているからであり、四代目以降からは侯爵に落とされることとなった。王族は男系であったこともあり、我が家に迎え入れようと娘を希望するも生まれてくる子は男、
男、男ばかり。かつては公爵であったという誇りか呪いか公爵へと返り咲くことを祈るのは当主の夢となり、以降ずっとジャプカ侯爵家の願望となっていた。そんな侯爵家に長男となるサシャは生まれた。女系家系から嫁入りした母イルジナはサシャにキツく秘密を守るように言い聞かせた。そして、その次に生まれた弟ヴァシィルにも同様のことを伝えるもそんな母はヴァシィルが十二歳の時に儚くなった。「ようやっといなくなったか」イルジナの死に対し、父の言葉。労りの言葉など一切なかった。それを示すように父はすぐに女を妻とし、その女の娘を迎え入れた。待望の娘だ。公爵に返り咲けると父は娘ディタを溺愛した。サシャは居心地が悪いと軍へ入り、ヴァシィルはイルジナの兄である叔父の元へと身を寄せた。そして、サシャは補佐官まで上り詰めたがあるとき、軍の大将であり王弟公爵であるラディムに秘密を知られてしまう。そこから、少しずつ始まる溺愛にサシャは困惑と共にずっと被り続けてきた偽りの殻を落としていく。
※ご都合主義の設定ゆるゆる
※カッコいいヒーローはいません
※R15は保険
※鳴田るな様主催の「軍服ヒロイン企画」への参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 15:00:00
25448文字
会話率:66%
ルビナ・オルーブ男爵令嬢は前世の記憶を持っている。
そして前世でサーカス団員だった彼女は、ある国の王子様の目の前で悲惨な死に方をしてしまったのだ。
そしてルビナは大人になった元王子と再会し、結婚することになる。
元王子は公爵として過ごしてい
るが、あの時のことがトラウマで不幸な大人になっていた。
二人がちょっと旅したり、国で何やらしたり、お話ししたり、
まあそんなお話しです。
ルビナはちょっと人の心がわからない。
元王子の公爵はトラウマ持ちですが割とすぐ回復します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-27 17:12:17
68453文字
会話率:33%
先日、3度目の婚約が破談となったモニカは父である皇帝から呼び出しをくらう。
また皇帝から理不尽なお叱りを受けると嫌々謁見に向かうと、今度はまさかの1回目の元婚約者と再婚約しろと言われて----!?
※これは、宮中でも難しい立場にある嫌
われ者の第四皇女モニカと、彼女に仕える素行不良の一途な騎士、そして新たにもう一度婚約者となった隣国の王弟公爵との三角関係のようでそうでもないお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 18:54:27
138522文字
会話率:49%
【本編完結】妖精姫と呼ばれた亡き母に生き写しの伯爵令嬢アリアンヌ。彼女は暇潰し(奉仕活動)として相談屋の活動をしている。ある日店を訪ねてきた男は、依頼もせずに帰って行った。不審に思ったアリアンヌだが、夜会で再会した彼は思いも寄らない名前で!
?その恋は、凍った心を融かしていく──おてんば伯爵令嬢と心を閉ざした孤独な王弟公爵との、甘くて危険な初恋・婚約ロマンス!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-29 18:22:21
308649文字
会話率:51%
兄王と弟公爵との葛藤。
兄より弟が秀でている為の葛藤。
兄弟仲良く生きてほしい。
それが、国王と王妃の願いだった。
最終更新:2015-07-19 22:45:59
471文字
会話率:0%