◆作品紹介文(冒頭)
午前零時。古書店「しじま堂」の帳場に、ひとつの灯りがともる。
店主・藤堂梓馬が読み語るのは、かつて人の手に渡り、そして封印された“本にまつわる怪異”。
「……さて。語らせてもらいましょうか。これは、とある本にまつわる
話です」
静かに頁がめくられる――
その向こうに潜むのは、語られるべきではなかった物語。
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◆概要・形式
・一話完結型の連作怪談掌編
・語り部=古書店の店主が怪異を静かに読み語る形式
・ジャンル:ホラー/オカルト/怪談/実話風ファンタジー
・物語を通して、店主の過去や“本に潜むモノ”の全貌が少しずつ明らかに
・時に、本そのものが語り手になることも……
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◆こんな方におすすめ
・『拝み屋怪談』や『百物語』のような語り部形式が好き
・静かなホラーや余韻の残る怪談を探している
・読後に「少しだけ世界が違って見える」そんな感覚を味わいたい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:06:46
4349文字
会話率:14%
「黄金色の愛情」の本編と短編の続きです。
不思議な力を持つ祈祷師のコウと、コウを慕って共に人生を歩く事を決めた聖(きよ)のお話です。なんでもない日常の話ですが、興味がありましたら目を通していただけると嬉しいです。
最終更新:2012-08-08 21:44:03
10428文字
会話率:55%
聖堂の四作目です。
このお話は、前に書いた「友人、恋人、下僕、お好きにどうぞ。」というお話に出てくる骨董屋の店主の過去のお話です。
基本的に過去のお話なので、前作を読まなくてもいいよって内容になってます。
舞台は古い日本をイメージしてます。
山間の集落の長の娘と、流れてきた祈祷師のお話です。
和風ファンタジーで、恋愛要素も少し(?)あります。
これを読んで興味を持たれた方がいて、暇で暇で仕方ないと言う時があれば、「友人、恋人、下僕、お好きにどうぞ。」も読んで頂けると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-23 16:44:19
29864文字
会話率:43%