ある日の夜、白井陽(はる)は学校で美少女と名高い少女――アリア・コーラルブラッドと出会った。
人ならざる深紅の瞳を持ち、容姿端麗でありながら幼女体型のアリアとは、自分を隠している陽は住んでいる世界が違うと思っていた。
アリアを庇って、
川に落ちて傷つくまでは。
赤い月明かりが差し込んだ時、アリアが吸血鬼であることを知ってから始まる、どこか抜けた紳士と幼女吸血の不思議な関係。
その次の日から、お互いの大胆な行動は交差していく。
アリアに朝まで付きっきりで看病されたり、陽は学校でアリアに日傘を差してみたり……しまいには自分(陽)の家に住まないかと誘ってみたりと、二人の距離はゆっくりと近づいていく。
これは、何かとおせっかい焼きの幼女吸血鬼のアリアと、紳士気質でどこか抜けた優しい人間の陽が、二人だけの秘密を作って近づいていく焦れったくも甘い物語。
人間か、吸血鬼か、それとも自分らしくか――種族の壁を越えた恋愛がここに幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 01:01:07
646295文字
会話率:35%
千の時を生きる吸血鬼アルノルトは、旅先で両親を『吸血鬼狩り』によって喪った幼女リリーナを拾う。
二月かけて幼女を落ち着かせ、穏やかで幸せな日々を願って二人旅をはじめたアルノルト達だったが、リリーナの両親に数多の同胞を返り討ちにされた『吸
血鬼狩り』は彼女を「始祖」と誤解して狙い始める。功名と狂気で迫る魔の手を前に、アルノルト達は旅の途中で見つけた地下迷宮へと足を向けた。――大喰らいな自分達の胃袋を満たすために。
「お肉(魔物)がいっぱいですね」「ごはんはだいじなのですよ!」
呑気で牧歌的ながら戦闘力は化け物の吸血鬼二人は、今日も迷宮で襲い掛かって来る様々なものを撃破していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 23:46:55
43791文字
会話率:60%
まだ幼い女の子が、この世に産み落とされた事に対しての嫌悪感を感じ、自分の存在価値さえ無いのではと考察する。なぜなら、自分は吸血鬼だから。
もし神様が居るのなら、神様はとっても意地悪だ。
幼いながらにその吸血鬼は察した。
そして吸血鬼は考え
た。
神様が居るのだとしたら、人間の屍を天より高く積み上げて、自分の手で神様の心の臓を抉り取り、胃の中に収めてやろうと。
こうして幼い吸血鬼の復讐の幕が開ける・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-14 20:02:08
3610文字
会話率:26%
目が覚めると、目の前には召喚主と名乗る、羽の生えた絶世の美女。
何も説明されずについて行くと、国の重鎮達の前で告げられた。
「この方が新しい魔王様です。」と。
その後、色々あってはぐれ召喚獣の魔王、略して『はぐれ魔王』と言われた俺だが、人間
の王女・勇者・幼女な吸血鬼達に流されつつ、召喚主と敵対?した旅を続けています。
※シリアス・ギャグ・鬱展開・躁展開有り。色々な試みを試している作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-20 00:30:30
370526文字
会話率:33%