千の時を生きる吸血鬼アルノルトは、旅先で両親を『吸血鬼狩り』によって喪った幼女リリーナを拾う。
二月かけて幼女を落ち着かせ、穏やかで幸せな日々を願って二人旅をはじめたアルノルト達だったが、リリーナの両親に数多の同胞を返り討ちにされた『吸
血鬼狩り』は彼女を「始祖」と誤解して狙い始める。功名と狂気で迫る魔の手を前に、アルノルト達は旅の途中で見つけた地下迷宮へと足を向けた。――大喰らいな自分達の胃袋を満たすために。
「お肉(魔物)がいっぱいですね」「ごはんはだいじなのですよ!」
呑気で牧歌的ながら戦闘力は化け物の吸血鬼二人は、今日も迷宮で襲い掛かって来る様々なものを撃破していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 23:46:55
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会話率:60%