我がロレリッタ公爵家のお嬢様は豚である。
それはもう、まん丸に肥えた豚でいらっしゃる。
「お嬢様! 何を怠けていらっしゃるのですか! 脂肪の塊に休息などありませんよ!」
「う、うう、うるっさいわね! だまってなさい! セバスチャン!
」
「私の名前はカコリスでございます! ミートボール様!」
「わたしのなまえはリーザローズよ!! このウスノロ!!」
まん丸の身体で庭を駆ける幼い公爵令嬢は名をリーザローズ・ロレリッタという。その横で新聞を丸めて作ったメガホンを片手に野次、あるいは罵倒を浴びせるのは、専属執事のカコリス──の中に入った転生者、永松秀久である。
幼い頃から飢えに苦しみ、周囲から虐げられ、最後には魔王討伐のため、聖女リーザローズの肉壁として死んでいったカコリス。女神の慈悲により人生のやり直しを提案された彼が、こんな世界を生きたくはないと泣いたから、永松秀久はカコリスと人生を交換することにした。
性格は悪いが面倒見はいいロクデナシ転生執事と、甘やかされた我儘公爵令嬢が、なんやかんやでくっつく話。
(ついでに『永松秀久』になったカコリスが、なんかハーレム主人公になって平和に暮らす話)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 12:36:47
424425文字
会話率:39%
公爵令息のサルバ様は幼い頃、野菜が大の苦手でした。男爵令嬢のメチカが領で採れた野菜を持ってきても、全く食べてくれません。そんな時、食卓の上に生クリームと茹でたソーセージが見えた事で、メチカは野菜嫌いを克服するためのクリームスープを作ろうと思
い立ち…?果たして、サルバ様は野菜嫌いを克服出来るのでしょうか!?
※こちらは、以前なろうに投稿した「年上かつ身分の低い私にプロポーズするだなんて、あり得ません!」の番外編となります。本編を読まなくても楽しめる内容になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 19:00:00
2251文字
会話率:54%
夜の繁華街で人生にくたびれたアラサーホストは、愛犬の散歩先で奇妙な公園に入り込む。
そこに居た幼い公爵令嬢のいる庭は、なんと異世界だった。毎日その庭へ散歩に行くが、どうやら異世界とこっちの現実は時間の経過が違うみたいで‥?
幼いと思っていた
令嬢が綺麗な大人の女性へと毎日成長していく、そんな10日間のお話。
無気力に生きるだけの彼は、異世界の令嬢(悪役令嬢)との出会いで何かが変わっていくのだろうか。
不定期マイペースで行きます。宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-17 05:34:07
5363文字
会話率:19%
私が転生したのは中世の平凡な貴族だった。平凡な生活を望んでいた私に『お前に一目ぼれしたらしいぞ?』と名門貴族からの縁談。しかし、本当の理由は…?平凡な令嬢と名門な公爵との恋物語。※R15は保険です。
最終更新:2013-04-10 21:17:05
10704文字
会話率:43%