坂進高校二年生の高城和美はある日、
放課後の校内で小さな鬼の姿を目撃する。
小さな鬼に襲われて校内を必死に逃げる和美の前に現れたのは、
巫女装束を纏った同級生──西生奈菜だった。
最終更新:2024-05-03 21:00:00
276294文字
会話率:40%
オレの村に、鬼がやってきたーーー
灰色の小さな鬼が、めんどくさがり少年(少女)と出会った。
最終更新:2024-04-28 13:04:50
224632文字
会話率:26%
おばあさんが包丁を近づけたところ、ひとりでに大きな桃がパカンと割れて、中から腕組みをした小さな鬼が現れました。
「あーあ……おばあさん。取り返しのつかないことをやってしまいましたね。事の重大さを理解していますか? これ、犯罪ですよ」
最終更新:2022-04-06 20:50:16
1270文字
会話率:60%
異世界への転生。
それは思いがけずに突然訪れる不可避な出来事である。
高校2年生の百目鬼天斗(どうめきてんと)は生粋のゲーオタである。その日も前夜遅く(ほぼほぼ完徹)までゲームをしていて遅刻であった。
登校中に同じく遅刻してきた中
学の頃からの先輩2人に捕まり、3人連れだって校門をくぐる。
現在改築中の本校舎に代わり、仮設校舎となっているプレハブの建物から2人の生徒が出てきて、彼等の方へと向かっている。一人は雷牙の小学生の頃からの親友で、今雷牙と一緒に登校してきた先輩の内の一人の弟でもある。もう一人は雷牙の家とは隣りどおしで家族ぐるみで付き合いのある幼馴染の女の子だ。2人とも雷牙と同じくクラスの同級生である。
担任に、遅刻した雷牙を連れて来るように言われたらしく、2人は怒りながら雷牙の方へと向かっていた。
空が裂けた。裂いたものは光。
突如として空を切り裂いた光の中から闇が出現した。
空を覆う様に膨張する漆黒の闇。
その闇は周辺に存在する全ての物質を分け隔てなく飲み込んでいった。
雷牙も、先輩も、親友も、幼馴染も。
続けてプレハブの仮設校舎と改築中の本校舎も。
学校の敷地内に存在する全ての物を飲み込んで、光も闇も、その存在は消えていった。
失っていた意識を取り戻し、雷牙は目を覚ました。
彼を出迎えたのは、先輩でも、親友でも、幼馴染でもなく、緑色の小さな鬼達であった。
親しげに彼へと向かう鬼達。そんな鬼達を拒絶する様に突き出した己の腕を見て彼は驚愕する。
彼の腕もまた、鬼達と同じ緑色であったからだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 21:29:40
51981文字
会話率:38%
とんがり帽子職人のラーニャは、ある日気がついた。我武者羅に道を探求しているうちに、40歳の誕生日を2ヶ月も過ぎていたと。
それは、古い東洋の文献で見つけた『虹色の羽』を求めて日本へと向かう飛行機のなかでのことだった。『虹色の羽』があるという
叢雲山で、ラーニャは小さな鬼達や、空飛ぶ盃を作る職人と出会う。
・この作品だけで完結しておりますが、連作「叢雲山の小さな鬼」の第二作としてもお楽しみ頂けます。
※長岡更紗 さん主催の第二回ワケアリ不惑女の新恋企画参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-20 14:16:38
10635文字
会話率:55%
ワケあって毎日を自室に引きこもり自堕落に生活をしている主人公の召喚士、みつるが、ある日小さな鬼の女の子と出会い人生観に変調をきたし、その後も様々な異形の者と触れ合ったり戦っていくごとに主人公みつるの性格が変わっていく様子やみつるの環境の変化
を描いた非日常系日常物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-22 21:00:00
84051文字
会話率:45%
人は何を持ってそれを「悪」と言うのだろう。
自分達とは少し違うだけのそれを異物として認識する人間が、そして、人間である自分が嫌いだった。
男は忘れることが出来なかった。彼女の笑顔を。頭に生えた二本の小さな角を。
彼女は鬼だった。誰より
も心優しく、誰よりも可愛い、小さな、小さな鬼だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-30 01:16:55
220文字
会話率:0%