侯爵令嬢テレーゼは、婚約者であるアルフレッド王子が婚約破棄を計画していることを知った。貴族からの求心力を失いつつある王家を支えるための政略結婚であったにもかかわらず、である。そのような不埒な王子を排するため国王の庶子であるエドワード・バイロ
ン伯爵と協力し、婚約破棄が言い渡される会場で“婚約破棄を言い渡された令嬢”という状態からの巻き返しを図る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 19:14:33
11007文字
会話率:38%
「大丈夫だよ。今週末の夜会でシンシアには婚約破棄を突きつけるつもりだ。大勢の前で宣言してやる。俺が愛しているのはルイーザだけだって……」
何ですって!?
夜会で婚約破棄されるなんて、私のプライドが許さないわ!
深窓の令嬢だと思われている
伯爵令嬢のシンシアは、偶然婚約者が婚約破棄を計画していることを知ってしまう。
猫をかぶっているだけで、実は見栄っ張りなシンシアには、人前でみっともなくフラれるなんて許せなかった。
そこで、幼馴染みのレナードに婚約破棄を宣言されたタイミングで自分に嘘の告白をして欲しいと頼み込む。
「幼馴染みとの真実の愛」を周囲にアピールし、惨めな印象を打ち消してもらう計画だった。
上書きさえ出来ればすぐに破局したことにすればいいと考えていたシンシアだったが、年下で弟のように思っていたレナードは、実はシンシアより上手で?
短絡的にその場しのぎの告白を依頼したら、いつの間にか腹黒の幼馴染みに囲い込まれて逃げられなくなっていた間抜けな令嬢のお話。
アルファポリス様に投稿していたものを少し修正しています。
サラッと読める短編なので、楽しんでいただけたら嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 21:46:39
12775文字
会話率:29%
「ナターシャ・コバルトヴォルト!俺はお前との婚約破棄を申請する!」
舞台の上には、ナターシャの婚約者であるニール・ルインスキーが、顔が隠れるほどの可愛らしいピンク色の羽のついた大きなリボンハットを頭に乗せた令嬢と腕を組みながら、こちらを挑
戦的な目で睨みつけている。
ナターシャは背筋を伸ばし、ニールにすました顔を向けた。
ーー卒業祝いに、婚約破棄を計画的に行う方法を、身をもって教えてさしあげますわ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 16:15:15
11278文字
会話率:59%
[実話]
就職するもすぐに仕事を辞めニートになった姉は仕事も探さずゴロゴロ過ごしていた。そんな姉にも彼氏ができ結婚のチャンスが舞い込んできた。ニート姉を筆頭に汚くも愛のある家族構成に苛立ちを覚える弟は姉からのある言葉きっかけに、婚約破
棄を計画する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-30 18:54:27
2520文字
会話率:45%
高慢なことで有名なクロイツェル侯爵家の令嬢カテリーナ(通称「ハートの女王様」)は、八方美人で女子受けのいい婚約者・ミシェル王太子に捨てられる恐怖で悩んでいた。
ならばいっそ、初めからあきらめてしまえばいい。
そう斜め上の決意を固めたカテ
リーナは信頼する家臣に、ミシェル王子を自分から「強奪」する工作員をスカウトするよう命じる。王子をこちらから振ることはできないが、他の女に乗り換えた王子が婚約破棄を言い出すことはできるのだ。
そこで適任者として探し出されたのが、貧乏過ぎて下町で働く男爵令嬢リリス・バレンタインであったが……。
「うっす! 自分、精いっぱい頑張りまっす!」
「大丈夫ですの、コレで⁉」
「申し訳ございません。なかなか条件に合う人材が……」
期待を斜め下にぶっちぎる工作員に、カテリーナの悲鳴が今日も響き渡る。
ほのぼのしたドタバタコメディで考えてます。
軽いストーリーですので、気楽に読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-02 12:00:00
103717文字
会話率:53%
侍従は婚約破棄を止めたいの侍女バージョン。
王子殿下が婚約破棄を計画している事を偶然知った侍従が相談を持ちかける侍女から見た話です。
「侍従は婚約破棄を止めたい」をご覧になってからの方が分かりやすいと思います。
最終更新:2020-05-18 19:49:06
5727文字
会話率:31%