日下部透には妹がいる。可愛いものと百合をこよなく愛し、百合に挟まろうとする男を許さない過激派百合オタクの妹が。そんなある日、人付き合いの多くない妹が家に女友だちを連れてきた。普段から口酸っぱく「百合に挟まるな」と言われていた透は二人から距
離を取り、見守ることを決意する。しかし、妹の友だちが好きなのは実は透で――。
「あの、お兄さん。……その、水族館っ、一緒に行きませんかっ!」
「今度、ななちゃんがいないときにおうち、言ってもいいですか?」
「連絡先、交換してくれると嬉しい……です」
これは、距離を取ろうとする主人公と距離を詰めようとする妹の友だち、そして二人の仲を取り持とうとする妹。三者三様の思惑入り乱れるいちゃらぶすれ違いラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 20:10:00
100293文字
会話率:37%
ローウェル侯爵令嬢のダイアナは、まだ少女の頃に素敵な人と出会った。
いっぺんで好きになったのに、十も年上のあの人からすれば、自分はただの妹の友だちというだけ。
けれど、成長するにつれて状況が変わり出して……。
ブルースの妹、レスリー=アン
・キャンデールの友人、ダイアナのお話です。
ジリアンのお話ともイベントが被っているところはありますが、一応このお話だけでお楽しみいただけるように書いているつもりです。
甘くなるまでに時間がかかります。ご了承ください。
ダイアナの友人の恋愛話も絡めて書いているので、こちらもお楽しみいただけると嬉しいです。
設定緩めです。
温かい目でお読みくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 03:29:06
75733文字
会話率:27%
「……わたし、お兄さんのことが好きだったんです。小学生の頃は、本当のお兄さんのような意味での好きでしたが。中学生になった頃からは、男の人として好きになりました」
「そ、そうだったんだ……」
俺のことを好きだと聞いて、素直にうれしい。
そ
れはそうとして、今まで仁奈ちゃんのことは妹のように思っていたしな。
まあ、先ほどは成長した仁奈ちゃんにドキッとさせられたとはいえ。
「ねえ、お兄さん」
「な、なんだ?」
仁奈ちゃんが一拍置いて、口を開く。
「……わたしじゃ、ダメでしょうか?」
「ーー!」
仁奈ちゃんが上目遣いで、そう言う。
か、かわいい……!
ダメじゃない。
ダメじゃないがーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 09:43:34
3269文字
会話率:33%
凌久(りく)の妹には、はっとするほどの美貌を持つ琴吹さんという友達がいる。
しかしいくら美しくても妹の友達。彼女とどうにかなりたいなんて凌久は露ほども考えていなかった、のだが――。
生徒会会長から執行部への入閣を断られた凌久は、原因は自分
の学力不足だと考え、寝食を犠牲にして勉強に打ちこむ。
しかしまったくはかどらず疲労するばかりで、ふだんは冷たい妹の梨子にすら体調を心配されてしまう。
琴吹さんが遊びに来るようになったのは、そんな折だった。
「先輩、わたしと楽しいことしましょう!」
ガードがゆるゆるな琴吹さん。不用意に腕をからめてくるわ、キス顔をさらすわ、スカートをめくってスパッツを見せてくるわ、しかもそれが全部天然だからたまったものではない。
しかし梨子によると、学校の琴吹さんは男子とほとんど話すらしないくらい身持ちが堅いらしく……?
自由で朗らかな琴吹さんに凌久は徐々に惹かれはじめるものの、
妹の大事な友達に恋心を抱いてはならないと自分を厳しく戒める。
――しかしどうして琴吹さんは俺にだけガードがゆるいんだ? いや、そもそもどうして俺の部屋に遊びに来るんだろう……?
人をダメにする後輩に癒やされる、インドア系じれ甘ラブコメ。
"かわいすぎる後輩(すきだらけ)とおうちデートしませんか?"
※この小説は『カクヨム』『LINEノベル』にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-23 19:00:00
98170文字
会話率:46%