※勧善懲悪な諸国漫遊記の時代劇として有名な、水戸黄門。
その姿は江戸時代後期に創作されたもので、実態は隠居後関東から一度
も出ておらず、大日本史の編纂に日々を費やしていたと伝えられます。
本作は創作の方の黄門様を題材とした古典落語・雁
風呂の声劇台本書き
起こし作品となります。
諸国漫遊の途中の黄門様御一行。
遠州掛川の宿までやってきて茶屋に昼食と休息の為立ち寄った。
その際、土佐将監光信の手になる半双屏風を目にする。
しかし、その構図は当時の決まりを大きく逸脱した、「松に雁」であった。
その意味するところを図りかねる御一行。
そこへ大阪風の町人の旅人二人が荷物持ちを連れて入って来て、休息する。
彼らは屏風に描かれた光信の「松に雁」の意味するところを知っているようだが…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 16:26:49
8182文字
会話率:2%
歴史好きの男が、突然なぜか戦国武将「吉良義安」に転生してしまった。
名家の跡取りであることと、あの徳川家康(に改姓する直前の松平家康)と親しいということ以外に取り柄がない上に、子孫が『忠臣蔵』の吉良上野介義央であることに気づいて、何とか忠臣
蔵=赤穂事件を阻止しようと、家康に吉良家を継がせるという策を思いつく。
三河支配のための三河守任官に苦戦していた松平家康もそれを受諾して、徳川家康ではなく「吉良家康」が誕生した。
そのあと史実通りに吉良義安が病死したところで目が覚めたので、夢オチかと落胆した主人公だったが、パソコンで歴史を検索してみたところ、家康が吉良家を継いだことになっていただけでなく、なぜか明治の歴史まで大きく変わってしまっていたのである。
その変化の鍵は水戸光圀が編纂させた『大日本史』にあった。
何でこんなことになったのか? その謎を知りたい方は、ぜひお読みください!
※全5話、1万字ちょっとの短編連載です。
※「カクヨム」にも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 19:30:00
11426文字
会話率:16%
水戸藩士の青山延于(あおやまのぶゆき)は儒官です。議論が大好きで、ときに癇癪を破裂させることで知られていました。格別に歴史に名を残すような人物ではありませんでしたが、お役目を果たすことには懸命でした。
水戸藩は、水戸光圀公以来、延々と大
日本史編纂という大事業を継続していました。水戸藩に仕える儒官たちは、その大事業の一端を担いました。延于は藩内の政争や人間関係の軋轢などに悩まされながらも、儒官としての己の仕事を成し遂げていきます。平凡ながらも悲喜交々の儒官の人生がそこにありました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 01:35:27
36397文字
会話率:30%
過去、想う処があり、復刻を続けていた「大日本史」
ですが、余りにも膨大な大著故、個人的には手に余り、
遂に筆を止めてしまいました。
しかし、世に多くの歴史書有るも、未だ未だ大日本史の
多くの情報を巷に広める意味は大きいと存念し、
形を変えて
、展開する事に致しました。
是も、何処迄歩を進められるか、行き着く所迄は進めて
見たいと思う次第でございます。
http://dainihon.sakura.ne.jp/sp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-05 19:50:52
2343文字
会話率:0%
過去、想う処があり、復刻を続けていた「大日本史」
ですが、余りにも膨大な大著故、個人的には手に余り、
遂に筆を止めてしまいました。
しかし、世に多くの歴史書有るも、未だ未だ大日本史の
多くの情報を巷に広める意味は大きいと存念し、
形を変えて
、展開する事に致しました。
是も、何処迄歩を進められるか、行き着く所迄は進めて
見たいと思う次第でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-24 22:03:14
8174文字
会話率:5%