ある仕事からの帰り道、不思議な声に導かれ、それを探ろうとしたところ、急に激しい光に包まれてしまい、気付いた時にはファーレルという異世界に召喚されていた僕。
召喚された者は自分を含めて2人。勇者と呼ばれ戸惑う自分と比べ、いかにも勇者らしい
もう1人。
……もしかして自分は間違って勇者として召喚されたのではないか。それとも、単純に事故で巻き込まれた形で召喚されてしまっただけなのか……。
どちらにしても、元の世界に帰らなければならない僕は、勇者である事を否定し、ひたすらに帰還方法を探ろうとするが、ファーレルという世界は容赦なく自分を巻き込んでいく……。
僕を信頼し、付き添ってくれる美しいエルフの女性に、何のかんのと言いつつも、自分に協力してくれる優秀なボディガード兼侍女。そして、このファーレルに召喚した王族であり、好意的で元の世界への帰還にも協力してくれる王女様……。他にも強く、頼れる仲間たちに出会い、さらに僕自身にも、様々な職業に就け、あらゆる魔法を習得出来るかもしれないという、この世界で開花した才能を持っている事も判明する。
自分が勇者になれてしまう外堀は徐々に埋まってくるものの、僕には元の世界に帰らなければならない理由もある。
果たして僕は、無事に元の世界に戻る事が出来るのだろうか……?
※カクヨム様、ハーメルン様にも掲載しております。(ハーメルン様は第一部のみの掲載となります。また、カクヨム様とは若干内容を変更している所もあります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 13:00:00
1134305文字
会話率:55%
公国メトラでは支配権はほとんど国教メトロンの聖女に委ねられていた。この世界では、魔法よりも秀でた治癒と守護を行える神聖力が、何よりも貴重だった。聖女は神聖力と白い髪を持って生まれる。
現在の聖女はリエルス・フェルアス。神聖力のうち、治癒力に
優れている。そのため、守護力が少なくても十分に国を守護できるのだった。もっとも、聖女リエルスは神聖力の他にも多数の魔法を扱える、歴代最高とまで謳われる人物であった。
そんなリエルスは近頃、貴族から縁談話が持ち掛けられていた。一度会うと必ず悪いことをする貴族。縁談はいかに…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 16:26:37
2421文字
会話率:41%
現代から限りなく離れた世界、
そこには、誰も想像できない魔法の世界が広がっていた。。。
人間の敵となる魔物の存在、
それらを倒すべく生まれた武器や魔法、、、
この世界は決して人中心には回っていない、むしろ理不尽な世界。
そんな世界でも、強く
生きる人間が居る。
彼らの強さは異常なほどで、時には人間からも恐れられる事も。
だがそんな事も気にせず、強くあろうとする者の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-18 04:50:59
33602文字
会話率:51%
西暦2007年。魔法の存在が公表され、魔法が一般家庭にまで浸透し、魔法が生活にとって無くてはならないものとなった世界。
その世界で魔法を行使する者は須らく『魔法使い』と呼ばれ、その魔法使い達の中でも中学生程度の年齢になる少女たちの事を、
世間では『魔法少女』と呼ばれていた。
しかし魔法が世界での一般常識となるにつれて、その魔法を行使しない一部の者達は、大多数の魔法使いから白眼視され、腫れ物を触るかのような扱いを受けていた。
そんな世界で記者として仕事をしていたラン・ハイウッドは、ある日、そのような差別の往来する中でその『一般人』と共に暮らす一人の魔法使い――元『魔法少女』の女性がいる事をしる。
余程の物好きだと思い興味を抱いたラン・ハイウッドは、その女性の所へと取材に向かうのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-18 22:56:36
14243文字
会話率:63%