伯爵家の庶子であるルウィエラは生まれてから16年間、屋敷の離れに軟禁状態で禄な衣食住を与えられずに過ごしてきた。
無関心な伯爵当主に、無邪気で悪意のない義姉シェリルの非情な行い、寵愛を得ていた母親への憎悪をルウィエラに置き換えての伯
爵夫人からの躾という名の折檻を受け続けてきた。
10歳の時に受けさせられた魔力測定の結果により、ルウィエラは魔呪道具という腕輪をシェリルによって填められてしまう。
それは周りに感知されず魔力を奪うことができる禁忌の道具であった。
そんな中ルウィエラは母親が隠していた日記を読み、実は母親が拉致され監禁されていた事実を知り激昂する。
母娘への非道な仕打ちの数々に復讐するべくルウィエラは魔力を奪われ続けながらも日々研鑽を積んでいく。
それから数年後、一人の人ならざる者が現れ、人外者だけに感知できる伴侶や番などの魔力の絆の証『魔絆』の唯一を見つけた。ルウィエラの魔力を纏ったシェリルを魔絆の相手だと思い込んで。
そして機が熟し好機が訪れ、ルウィエラは自身の心の赴くままに復讐と魔絆を断つことを成し遂げようとする。
これはずっとひとりぼっちで表情も感情も動かなかったルウィエラが自分の力で足掻いたり這い上がって、沢山の人外者に出会い様々な愛され方で心を満たして幸せを掴んでいくお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 21:00:00
363462文字
会話率:35%
さよならだけが人生か、それなら出会いはなんなのさ。見回り同心の西村右京はある日、数人の他殺死体を検分する。死体は全て、拳による打撃により撲殺されていた。彼は、江戸最大の裏の組織・龍牙会の大幹部だった拝み屋の呪道と接触する。地上最強の拳獣・
泰造。声を失った暗殺者・お鞠。そして狂乱の奇行士・西村右京……彼と死事屋の面々との出会いは、始まりの始まりだった。やがて彼らは、江戸の裏社会を根底から揺るがす大事件に巻き込まれていく──
※ 江戸時代が舞台となっておりますが、地名などには架空のものも多く登場します。また、独自の設定が多数存在しています。「目明かしは十手を持たない」「花魁はありんすとは言わない」といった賢くて意識高い系の歴史好きな方々には、読まないことをオススメします。さらに、残虐なシーン及びグロいシーンも多々あります。苦手な方はお気をつけ下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 00:33:33
191532文字
会話率:38%
剣姫〜鬼殺ーの中に出てくる呪詛シリーズ・呪道シリーズ
プロットの一部として作成、本編とは関わりなし
読むことはあまりオススメしない
作品の中盤に出す予定のもの
それくらいかな?
最終更新:2018-10-17 16:18:33
1507文字
会話率:0%
決してやってはいけない。
日本の呪道にはいまだ、行ってはいけない呪いが多数存在する。上げてはいけない祝詞、歌ってはいけない数え歌…その中で今も語り継がれる最大の禁忌が「ウラハク」である。
霜月透子さん主催、『ヒヤゾク企画』参加作品。今話は、
実話風冬の怪談です。これがフィクションのものだとしても、あなたは決して実行してはいけません…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-01 06:41:53
3104文字
会話率:33%