現代の日本。時が止まると共に現れる赤と青の双子月は、力ある者が支配する世界を照らす。魔術士達の激しい戦いの末に、強大な悪魔が召喚された。しかし、その召喚は、大悪魔によって乗っ取られてしまう。それからしばらく後、慧が通う高校に、陰鬱な雰囲気を
漂わせた少女が転校してくる。彼女の転校からしばらく経った頃、学生が失踪する事件が起こるようになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 22:11:27
36796文字
会話率:18%
雪の降る日の夜……僕は、目の綺麗な子猫を拾った。
今でも昨日の出来事の様に鮮明に覚えている。
いや……〝忘れられない〟と、言った方が正しいのかもしれない。
小さくて今にも死にそうな弱々しい姿とは裏腹に、強い意志と生命力に満ち溢れ
た透き通った金色の瞳
雪で白く染められた夜の街の片隅で、双子月の月明りに照らされた青い銀世界の中で見たあの光景は、やはり〝忘れられない〟と表現するのが正しい。
だってそうだろう?
――彼女の瞳が……あんなにも美しかったのだから。
「何見てるの? ……殺すぞ」
……あれ? 僕、もしかして嫌われてる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-29 19:52:37
5074文字
会話率:47%
その昔、まだ人祖アダムとその妻イヴが天の楽園に暮らし出すよりも遥か昔、一人のひ弱な天使があった。誰よりも幼く、誰よりも弱い最下級の天使。けれど創造主を思う気持ちだけは誰にも負けぬという自負があった。ある日、創造主を称える晩餐会が開かれた。「
お前たちに話しておくことがある。」と、唐突に主は告げた。続けて曰く、「お前、もっと近う寄れーー。」と。そう言って万物の主は、静かに話して聞かせたのである。その天使にとって未来永劫、逃れることのできぬ聖なる御告げをーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 21:00:00
8785文字
会話率:42%
感情の無い少女が少しずつ自分を知って行き、自分が誰なのか何をしなければ、ならない運命かを知る
最終更新:2016-08-11 17:22:07
40562文字
会話率:64%
猫の頭をもつ獣人、サージャと森の狩人カイエの二人は深い森の中で、クランダを統治する五大家の筆頭、ザーリスの密書を手に入れる。そこに記された内容はクランダに平和をもたらしている五大家の存亡に関わっていた。
時を同じくして、広大な平野部に本拠を
置く五大家の一つ、騎馬王国トーダでも大きな事件が起ころうとしていた。
世界観は猫耳どころじゃない獣人がザラにいる多民族多種族世界。
つい最近まで神様がいっぱいいたけれどいまじゃかわりに魔物が現れはじめたクランダ大陸を舞台に、冒険者というたった一つの共通点をもった異なる立場の旅人たちの目を通じて冒険活劇を描きたい。
王道古典ファンタジーの世界を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-02 09:58:08
10982文字
会話率:36%
交差する二つの世界に募る想い。
永遠に出逢うことなど出来ない?
ふざけるな!僕は君に触れる為なら何だってする。
朱と蒼。
交差することがないのなら、僕はそれを壊して君のための紫を生もう。
例え世界を滅ぼしても。
"@neko_m
annmaru: #この絵に文章をつけるとしたら"
Twitterにて絵師・ねこまる様の発信されたハッシュタグにのっかってやっちまいました。ねこまる様の怒りに触れたら直ちに削除します((└(((›´A`‹ ;;┌)┘))))ヤッベ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-29 20:32:56
2457文字
会話率:22%
窓の外には双子月。
金と銀のコントラスト。
世界は光に満ち、等しく闇に包まれる。
そんな、静かなある日のことだった。
ちくたく、ちくたく。
ちく、ちく、たくちく。
時間の針は止まらない。
時計の針を壊しても、時間を止める
ことは、できはしない。
ちくたくちくたく。
ならば。
〈時間〉そのものを壊してしまえば良いんだと、その子供は可愛らしく、嗤った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-19 15:52:52
5142文字
会話率:32%
優秀な人々は人工衛星『つきかがみ』に移住し、着実に文明の衰退していく地球でのお話。
月と『つきかがみ』が並んだ様子を見ようと、病院を脱走し迷子になった少女と、偶然出会った少年。
二人の会話は、とても穏やかなものだった。
その裏に何事もなけれ
ば、きっと幸せな時間だったはずなのに……。
「ライトノベル作法研究所」と部活で公開し、加筆修正を加えた物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-19 23:08:04
9408文字
会話率:32%
双子月が輝く夜、少女は「そろそろ殺してくれる?」と、言った……永遠の時を生きる少女と死神の少年が綴る悲しくも儚い物語です
最終更新:2007-08-06 22:52:01
10357文字
会話率:53%