滑舌が死ぬほど悪い主人公オオクボリクは、ある日魔法詠唱の練習をしていた際に噛みすぎてダンジョンの扉を開けてしまう――
どうにか初めての仲間であるミルクとそのダンジョンを攻略するも、そこは悪魔の住処で……。
その後リクは、悪魔に与えられた口
だけを強制的に蘇生してしまうという呪いに耐えきれず、2年間家に引きこもり、それまでに得た、滑舌が悪すぎてありもしない魔法を量産してしまう体質も水の泡にし、冒険者となることも諦めた。
そんな引きこもるリクに文句1つ言わずずっと寄り添っていたのはミルクだったのだが、
「………………」
「なんで、なんで声が聞けないんだよ……」
突如送られてきたミルクの死体からは何故か遺言を聞くことが出来ず、リクは遂に怒りの限界を迎えてしまう――
どんな悪い人間、どんな生物にも命があり、失いたくないものがある。
その人の本当の遺言『コエ』を聞け――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 13:34:26
12781文字
会話率:52%
死にたい俺と死んでしまった君との心情|憂鬱病《ノエル》と呼ばれる物語へ。
誰も、彼もが憂鬱になるわけじゃないけど、人の気持ち考えたことある?
俺は、ひどいかもしれないけど、人一倍考えたよ。
どうしたらいいのか?わからないことだら
け。
それでも、幸せになりたくて。
死にたいと言いたくて。
死にたくなくて。
生きたくなくて。
しゃべるのが怖くて。
殺しちゃったから。
俺のノエルを聞いてくれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 17:45:57
5815文字
会話率:9%
ある帝国には、その美貌で男たちを虜にし、その知性で皇帝を支え、その策略で多くの貴族を取り潰した公爵令嬢がいたという。
・・・逆らう者には笑顔で断罪する『暗黒の微笑』
それはひたすら1人の男を愛する健気な少女の仮の姿だった。
――キャラバン
公爵家令嬢クリスティーナから諜報部にスカウトされたモトラヴィチ
ある伯爵家で不審な情報を耳にしたモトラヴィチは深追いし過ぎて捕らえられてしまう。
魔王討伐から100年。世界が平和になった後のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-31 19:00:00
71530文字
会話率:37%