かつて列車強盗を主戦場に、あらゆる悪事で大金を稼いだ大悪党、ザギール。果ては町を丸ごとその手に収め、支配者として振る舞っていた。
しかし、それに異を唱えた流れ者のガンマンが現れた。彼はザギールに決闘を申し入れ、ザギールは見せしめにせんと
それを受けた。無論、毒を盛る、決闘前夜に手下を差し向け怪我を負わせようとするなど小細工は欠かさなかった。
しかし、彼はそれを難なく押しのけ、決闘の時を迎えた。
距離を開け、向かい合う二人。見守る町人たち。風が砂埃を巻き上げ、静寂が広がる。しかし睨み合いはそう長くは続かなかった。風が止んだ瞬間、先に動いたのはザギール。ホルスターから銃を引き抜くと同時に、引き金に指をかけ、そして――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 15:00:00
739文字
会話率:16%
【簡易なあらすじ】
家出中、悪党たちの悪巧みの現場に遭遇。現場の警備員もグルだったので逃げ場もなく困ってたらイケメン列車強盗が助けてくれたので、そのまま一緒に逃亡します。それはそれとしてふつうにお家に帰りたいです。
【ふつうなあらすじ
】
婚約者にブチギレた勢いで家出をした令嬢シャーリィ。
飛び乗った列車は、運悪く悪党たちの悪巧み真っ最中。さらにそこへ列車強盗まで現れてしまい、あれよあれよと巻き込まれていく。
よりによって、車内の警備員までもが悪党たちのグルだった為、シャーリィは絶体絶命。
逃げ道のない中、手を差し伸べてくれたのは列車強盗のビリー。
彼は巻き込んだお詫びに、シャーリィが帰りの列車に乗れる場所まではエスコートしてくれることとなったのだが……。
その帰路に待ち受けていたのは、魔獣にギャングに保安官!?
強盗一味と勘違いされて指名手配まで掛かってしまったシャーリィの明日はどっちだ?
早くお家に帰りたいと嘆くシャーリィ。その想いとは裏腹に、逃走先が家からどんどん離れていく。
そうして気が付けば国を巻き込んだ事件の中心人物になっていたシャーリィは、腹を括る。
「帰路を阻む壁ッ! その全て撃ち抜いてやるんだからッ!!」
……って、え? 星の病とか、星を護る獣とかと戦うなんて聞いてないんだけどッ!?
少女の銃声と剣士の口笛が荒野に響く――
――これは『意地を貫く者たちの幻想譚』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 12:00:00
149832文字
会話率:39%
人間社会の繁栄とともに人以外の種族の多くが神話や伝承の存在とされた世界。
絶対不幸の呪いと絶対幸福の守護という相反する運命を同時に背負った王国騎士のガーネットは、魔女を封印する結界を張りなおすために訪れた森で、魔女アリスベルと出会う。そこ
でアリスベルは封印を張りなおしたところで意味がないことを告げ、さらに自身が社会復帰する手伝いをするように要求する。
とりあえず王都まで連れて行くだけという条件で同行を許すガーネットだが、王都への帰路で列車強盗に巻き込まれてしまう。成り行きで強盗団に立ち向かうことになったガーネットは強盗の目的が列車の積み荷であるエルフ族の身柄であることにたどり着き、そこで様々な空想上の存在が、実は「亜人種」としてこの世に存在し、生きながらえていることをしる。さらに、その亜人種の存在を亡き者にし、人だけの世界を作ろうとする者がいることも。
王都に帰還したガーネットは世間を騒がす連続殺人鬼事件を解決するよう依頼される。聞けば、亜人種は一般的には存在しないことになっている半面で、国政などからは存在を黙認されていただけだという。しかし今回の殺人鬼は実は亜人種で、それをつるし上げることで亜人種への弾圧を推し進めようとしているという。その裏で糸を引いているのが聖教会の崇拝対象であり、実質的に権力を恣にしている天使だと知ったガーネットは、ただ事件を解決、隠ぺいするのではなく、亜人種の存在を公にすることで天使も亜人種の一種でしかないことを知らしめ、さらには亜人種への不当な弾圧のない世界を作り出そうと画策する。
こうして、表舞台にひきずりだされた天使の悪事を公にし、連綿と進められてきた亜人種を亡き者とする思想も排除することに成功する。
しかし、特権階級に居座り続けた天使族から敵視されることとなったガーネットとアリスベルは、その目を逃れるために放浪の日々を余儀なくされるのであった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 19:01:05
164074文字
会話率:41%
17歳の古永小春は寝台列車に乗り、温泉郷タマノイを目指す。
途中、猫の神様や列車強盗に出くわす。
ちょっと不思議なやわらか旅小説。
最終更新:2021-06-12 09:14:39
4287文字
会話率:19%
舞台は悪魔、魔術、呪術、鉛玉が飛び交う19世紀南北戦争時のアメリカ。
テキサス州に向かう武装列車の中で起こる列車強盗悪魔と南北戦争で名を挙げた伝説的エクソシストの戦い。
最終更新:2020-04-20 19:43:38
2105文字
会話率:31%
今ではないいつかの時代、ここではないどこかの場所。十九世紀後半のアメリカ風異世界、十年にも及んだ国民戦争の遺物により、異能力者がひしめく大陸西部が舞台。
小器用な賞金稼ぎの青年、ネッド・アークライトは、ある日汽車に揺られて新天地を目指してい
る途中、列車強盗に巻き込まれ――右手を赤い包帯に包んだ謎の少女、ネイと出会い、物語の糸が紡がれ始める。
吹き出る蒸気、伸びるヒモ、踊り舞う薬莢に軋む歯車。ガンアクションありロボありカンフーあり。なんでもありな、それでもどこか懐かしい、スチームパンク&西部劇風闇鍋中二病ファンタジー。
弱者にとっては明日も見えない過酷な世界は、神によって救われるべきなのか、それとも自らの足で歩んでいくべきなのか――その答えは、物語の向こう側に。
※ 四章までの主要な登場人物の紹介は活動報告にまとめています。
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/821163/blogkey/1903428/
※ 本作品はカクヨムでも連載しております。投稿分の内容に違いはありません。
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154910394折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-04 22:39:12
1238577文字
会話率:57%
明朗活発西部劇(チャイルドウェスタン)。ジョセフィンは乗馬と射撃が極端に上手なこと以外はごく普通の女の子だった。が、カンサスのある町での射撃大会で優勝したことから警備隊にいれられてしまい、列車強盗一味との戦いに参加させられることになる。銃撃
戦の中でジョセフィンは、強盗団に加わっていた兄のルークと再会。二丁ライフルで愛馬を駈って追撃する。 / 32pを想定した漫画脚本形式です。(他サイトで発表済です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-22 20:11:08
6311文字
会話率:44%