「うぉぉぉぉ、俺が一体何をしたって言うんだぁぁぁああああ!!」
とある日、都内の寂れたアパートの一室で、
青年・響 凶夜(ひびき きょうや/22歳)は、壁に向かって魂のシャウトをキメていた。
なぜなら、人生が詰んでいたからである。
「
親父がクズで、借金まみれで、JKに手ぇ出して、警察に連れてかれて、母ちゃんは失踪して、家は差し押さえられて、俺は大学中退って……どこの地獄のフルコースだよ!!」
もはや笑えるレベルの不幸オンパレード。
もちろん貯金なんてあるわけもなく、あるのは親父の置き土産(=借金)と、玄関前に日替わりで登場するサングラスの皆さん。
「借りたもんは返せぇぇ……」
「夜逃げは許さねぇ……」
「ちょ、やめてくださいってぇ!! 人権ッ!! 人権をォ!!」
そんなある日。
とある結論に至った。
「……もう、こうなったら、スロットで一発逆転しかねぇ!!」
これが愚者の選択である。
なけなしの残金を握りしめ、いざパチンコ屋へ。
「俺のこの人生、リールと共に回転しろッ……!」
ごくりと唾を飲み、なんの根拠もない期待を胸に、レバーを引く。
——そして、気づけば。
「……え、草原?」
なぜか、彼は一面の大自然に立っていた。
セミの声ではなく、小鳥のさえずり。
エアコンの風ではなく、そよぐ風。
その横には、ぽつんとスロットの椅子。
「え、なに、転生した!? 転移!? あの台、異世界行きだったの!?」
思考が追いつかないまま辺りを見回すと、
そこにいたのは——
「ククク……我が左目、封印が疼く……貴様、さては“運命の破壊者”か……?」
「僕は魔物使いなんだよ?全身ピンク?当然なんだよ!魔物使いはピンクって相場が決まってるんだよ!」
明らかにヤバいやつしかいなかった。
「ちょ、おい、俺の異世界、なんで魔眼とか魔物とか厨二ワードばっかなんだよ!? 普通、エルフとか勇者とか、そういう王道ファンタジーじゃないの!? なんでよりにもよって中二病フェス開催されてんだよぉぉぉ!!」
その日、凶夜は知ることになる。
スロットで一発当てるよりも、
異世界でまともな人間を引き当てる方がはるかに難しいということを。
こうして始まるのは——
異世界×爆死×借金×バカと変人だらけの!
異世界バトルコメディ!
ツッコミ不足で胃が死ぬぞ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 15:14:00
5954文字
会話率:37%
「うぉぉぉぉ、俺が一体何をしたって言うんだぁぁぁ」響凶夜(ひびききょうや)は絶賛不幸のどん底にいた。家庭の事情で大学を中退、大した金も無く、いや…それどころか親の残した借金のせいで凶夜の元には日夜 眼光の鋭い借金取りの面々が「借りたものはキ
ッチリ返せ」と押しかけて来るレベル。「…これを打開するにはどうしたらいいんだ…そうだスロットだ! これしかない…一発当てて借金なんて完済してやるぜっ…」ごくり、と喉を鳴らし あまり深く考えずスロットに全てをかける。
しかし、それは異世界への入り口だった。
そこで出会ったのは、厨二病を拗らせた魔眼マニアや、頭が可哀想な自称魔物使いの少女の面々…。「俺は一体どーなっちまうんだ?そしてここはどこなんだぁぁぁぁーーーー!」異世界バトルコメディです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 15:21:07
198968文字
会話率:49%
冥府界のハデスさんが
地球の日本へ来て
おりなす
コメディ
日常
のんびり
ほのぼの
ホームコメディ
など
天使
悪魔
ワルキューレ
追蛇智の遠い親戚
最終更新:2021-05-24 23:06:33
4955文字
会話率:0%
もし、この世界に魔法と言う概念が存在したらの話
この物語の主人公|月夜凶夜(つくよきょうや)とその姉|月夜蓮子(つくよれんこ)が
魔法学園で大暴れするお話です。
日本には、魔導士育成のための学園が主に八つある。
普通の学校でも、簡単に魔
法の事は習えるので、この八つは特に難しい魔法などを教えることが重視されている。
旧名「全てが魔法で決まる世界なんて・・・クズだ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 00:00:00
127869文字
会話率:49%
響凶夜(ひびききょうや)は不幸のどん底にいた。家庭の事情で大学を中退、大した金も無く、いや…それどころか親の残した借金のせいで凶夜の元には日夜 眼光の鋭い借金取りの面々が「借りたものはキッチリ返せ」と押しかけて来るレベル。「…これを打開する
にはどうしたらいいんだ…そうだスロットだ! これしかない…一発当てて借金なんて完済してやるぜっ…」ごくり、と喉を鳴らし あまり深く考えずスロットに全てをかける。
しかし、それは異世界への入り口だった。
そこで出会ったのは、厨二病を拗らせた魔眼マニアや、頭が可哀想な自称魔物使いの少女の面々…。「俺は一体どーなっちまうんだ?そしてここはどこなんだぁぁぁぁーーーー!」異世界バトルコメディです!
※4月中にKindleにて発売する予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-24 13:25:52
164387文字
会話率:47%
高校生の香奈はV系の猟奇的幻想劇団~HIZUMIというバンドに夢中であった。
バンドのリーダーである凶夜の詞の世界に魅せられ、
日に日に香奈はその猟奇的な世界に飲み込まれてゆくが、
それは親友を含む周りのみんなとの溝を作ることに・・・
そして親友たちのイジメが始まる・・・
全てとの決別を決意する香奈
猟奇の果てに香奈が見る世界は・・・
ベイビー・レモネードと申します。
Yahooにて「赤い目の黒ウサギ」というブログをやっております。
この度 こちら様のサイトを知りまして、
私の小説を掲載させていただきました。
私の猟奇と狂気が交差する世界をお楽しみ頂けたら幸いでございます。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-02-25 01:02:58
278文字
会話率:0%
「くだらない!
くだらない!
くだらない!
くだらない!
みんなみんなくだらない!
みんなめちゃくちゃになって死ねばいいわ!
じゃなければ私がみんなを殺してあげるわ!
精一杯の憎しみと嫌悪を込めて!」
香奈は送られてきたメールを読み、そう吐き捨てると
携帯をベッドに投げた。
そして続けざまに来る着信を伝える鮮やかな光を遠くに眺めながら、香奈は静かに呟いた。
「私は私、そう私は私よ・・・
久美も優子も親友だなんてふざけるなって感じ!
・・・・・・・・・
でも凶夜くんだけは違う・・・・・
だって私のことをわかっているのは凶夜くんだけだもん!
それに凶夜くんの世界がわかるのは私だけ!
・・・そう・・・私だけ・・・
違うって信じたい・・・・・・・
でも・・・もし・・・
もし・・・凶夜くんも同じだったら・・・・
私・・・」
そんな風に思いだし、急に不安になった香奈は
投げた携帯を素早く取ると受信履歴にある
ずいぶん前に送られてきた凶夜からのメールを開き
何度も何度も読んだメッセージを読み直し、
不安になった気持ちを必死になって殺そうとしていた。
でもライブの告知のメッセージを読むだけでは、ドロドロとした心はどうにもならなかった
だって・・・
悔しくて・・・
ムカつき過ぎて・・・
そして悲しくて・・・
シカト
香奈の地獄はシカトだった・・・
地獄だなんていい方、
みんなは大げさだと思うかもしれないけど、
両親と折り合いが悪く、
家にいても自分の部屋以外自分の居場所がない香奈にとって、
親友たちと一緒にいられる場所が唯一の居場所だったのだ。
きっかけは些細なこと・・・
猟奇的幻想劇団~HIZUMI折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-02-25 01:01:41
663文字
会話率:8%
再試を受けて結果の悲惨さに落ち込んでいた主人公、闇洞凶夜は夜の駅で線路に落ちた少女を助ける。その少女を見ると肩から大量の血が・・・。その少女を刺した犯人と戦い、なんとか勝利するが、キョーヤも倒れてしまう。そしてそんな彼を助けたのは、刺された
少女だった。この非日常的要素が絡み、キョーヤの女の子を守りながらの魔術師と異能者の闘いが始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-31 11:05:48
28246文字
会話率:56%