「カルヴァート伯爵家は私が継ぐわ。ダレン様も私がもらう。いいでしょう? お父様、お姉様」
カルヴァート伯爵家の長女エレノアは、マーシャル伯爵家の令息ダレンを婿として家を継ぐことになっていたが、突如妹リリアンに次期当主の座と婚約者を奪われた
。リリアンの欲しがり癖はよく知っていたので、エレノアは特に失望することはなかった。エレノアは貧乏侯爵家の当主ヒューゴーの後妻として嫁ぐことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 07:55:09
5555文字
会話率:39%
生きる意味を見失い、奴隷小屋の中で死を待っていた少年は、魔術薬の研究に傾倒する歳下の主人に『実験動物』として買い取られる。悪魔的な頭脳を持ちながら愛情を知らない孤独な主人に対し、少年は次第に特別な感情を抱いていく。 「俺に全てを与えたのも
、俺から全てを奪ったのも、いつだってお前だった」 これは、二人の少年の友情が、歪んだ執着心へと変質していくまでの物語。
【第一回次世代作家文芸賞】
ライトノベルス部門・コミカライズ原作部門 中間選考通過作品。
*エブリスタにて連載していた小説(完結済み)の改稿版です。
*BLではなくブロマンスとして書いていますが、やや過激な愛情表現の描写(捕食しようとしたり既成事実を作ろうとしたり)を含みます。 恋愛感情はないけれど、溺愛と言っても差し支えないくらいには愛が重い。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 21:30:20
114782文字
会話率:44%
世界でも有数の大国、オルトバーネス。
そこには美の女神が嫉妬するほどの美しさと、賢者が弟子入りを志願するほどの聡明さを兼ね備えた王子がいた。容姿、能力、権力……。神は彼に全てを与えた。王子はやがて王太子となり、ゆくゆくは国の主となるのだ
ろう。
ただ一つ、性格が悪いという欠点を残して。
馬鹿王子に振り回される護衛隊長スヴェンに、明るい未来など来るはずがない!
今日も今日とて、王都にスヴェンの怒声が響き渡る!
「あんの、馬鹿王子が!!!」
この話はカクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-19 18:21:14
97998文字
会話率:40%
私に全てを与えたあなただからこそ、海の泡と消えずに陸で歌っていたいのです。
―――そんな二人のある日。ある冬の海で。
最終更新:2013-02-10 15:15:20
1431文字
会話率:100%