アルバイトを終えて店を出た飯田光国が月を見上げていると、小学生らしい少女がぶつかってきた。怪我をした彼女の手当てをして家に送るが、家に入る前に彼女の境遇をきかされ、光国は自分の人生に思いを馳せる。孤独に震える彼女を守りたい、と思い始めたが、
その気持ちはいつしか別の感情に変わっていった。
第一章と第四章、飯田光国。第二章と第三章、少女が主人公の短編連作になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 21:00:04
41890文字
会話率:47%
最近負けグセがついている。大塚 歩美はそう思った。七歳の従妹と三歳の従弟にどうしても勝てない。産まれたばかりの弟と妹にも歯が立たない。あまりに可愛すぎて全く勝てる気がしない。
しかし、これではいけない。自分の夢は子供に携わる仕事。できれ
ば小学校の先生か保育士さん。時には叱ることだって必要な仕事。可愛さに負けてばかりじゃ駄目だ。ここは心を鬼にして──
「あゆゆ、だっこ! だっこ!」
「こんなん勝てるかああああああああっ!!」
子供好きの義父の影響か、はたまた元からの素養か、どんどん子供に弱くなっていく彼女は、はたして勝利を掴むことができるのか?
のんびりしてるように見えてタフなママ。顔は怖いのに気は優しい義父。ちょっぴり怖い魔女叔母さんに、頼りなく見える糸目の叔父さん。恋に多忙な親友に、最近何故だか僧侶みたいな男友達。
そして若くして亡くなったパパに瓜二つの、時々見かける謎の美女。
「おじさんは勝てない」で描かれなかった部分を歩美ちゃん視点で綴る、ほんのり不思議な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 07:15:09
359415文字
会話率:58%
貧しい孤児院育ちのハーフ少女が16歳のある日資産家の養女となる、優しい義父と義姉に囲まれて幸せな暮らしが始まるが愛を知らない少女は戸惑い心を閉ざす、そんな時義姉は愛情を込めて毎日義妹に手紙を渡すことにした、そこから始まる心温まるストーリー
最終更新:2022-03-06 10:12:52
38620文字
会話率:39%
今年の春、晴れて大学一年生となった「私」。
家族は優しい義父母と優秀な弟の四人。友達は美人ばかりだが曲者揃い。
そんな「私」は大学に所属する同じサークルの「先輩」のことが好きだった。
自分の気持ちに素直になれない「私」だったが、ある日
、意を決して「先輩」に告白するのだった。
ところがそこでとんでもない大失態を犯してしまい……!?
※エブリスタ様でも投稿させて頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 21:15:57
9986文字
会話率:25%