石の音を聞くことができる伯爵令嬢のエオノラは婚約者と従妹の浮気現場に遭遇する。
失意の中、屋敷を飛び出し気づくと、呪いで醜い容姿に変えられたという侯爵の屋敷前に立っていた。侯爵の顔を見た人間は死んでしまうと言われていて、急いで引き返そうとす
るも助けを求める石の音が聞こえてくる。
居てもたってもいられなくなって中に入ると、番犬代わりの狼や見目麗しい青年・クリスと出会う。
エオノラは侯爵が自室に引き篭っているものだと思っていると、クリスが自分は侯爵だと言ってきて――。
えっ、顔を見ても死なないどころか、私には侯爵の本当の姿が見えているの!?
一体どうして!?
果たしてクリスの呪いとエオノラの恋の結末は?
※ベリーズカフェでも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 15:00:07
124629文字
会話率:31%
寝室で待つソフィーに部屋に入ってきたレナードは告げた「お前を男として愛するつもりは無い。部屋に帰りなさい」それは突然の結婚だった。五年前両親を亡くし叔父一家に家を乗っ取られたソフィーは子爵令嬢だ。叔父一家に虐げられ屋敷から一歩も出ず、仕事を
押し付けられていても。幼い弟を守り懸命に耐えていたソフィーはあと半年で成人となる十七歳のその日強制的に結婚をさせられた。相手は十二歳も年上の冷血侯爵レナード。その日のうちに幼い弟と共に侯爵家に連れてこられたソフィーは「お前たちの待遇はお前の働き次第だ」というレナードの言葉を守るべく妻としての役目を果たそうと寝室で待っていたのだ。しかしレナードの冷たい言葉と態度とは裏腹にソフィーと弟には豪華な部屋と衣服、親切な使用人、中断していた教育などが与えられ、戸惑うソフィー。そして明るく優しいレナードの弟ルイスと知り合って……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 11:01:35
57454文字
会話率:45%
喫茶店で働いていたクラリスは、常連客の美しい軍人将校が光って見えている。
好奇心からその謎を解くべくあれこれと考えていると、とうとうとある秘密に辿り着いてしまう。
しかしそれは国の関与する極めて重大な機密情報だったのだ。
クラリスは命と引き
換えに、秘密を守る為に彼との結婚を迫られた。
果たして二人は違いを乗り越え、本当の意味で寄り添っていく事が出来るのだろうか?
(暫くの間、毎週火曜日更新)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 00:02:43
130642文字
会話率:33%