剣と魔術がいまだ栄えている大陸、ワンダルシア。
その大陸のとある国、ゼレスティア。
そこに住まう人々は、日増しに高まっていく魔物や魔神族の脅威から国を守るために巨壁を建て、その内側にて平穏に暮らしていた。
主人公の少年アウルは、国の英雄を
何代にも渡って輩出し続けてきた名門一家『ピースキーパー家』の生まれだ。しかし、アウル自身は日々をだらだらと過ごすだけの適当な毎日を過ごしていた。
アウルが学園を卒業間近に控えたそんなある日のこと。
卒業後の自らの進路について楽観視をしていたアウルの元に、数年間顔を合わすことも無かった兄が突然家に帰ってきたのだ。
この突然の兄の帰宅こそが、アウルの平凡だった日常に大きな変化をもたらすのであった。
そして、アウルに秘められた力とは一体――。
一人一人に個性があり、人間味の溢れるキャラ達が織り成す、心情描写たっぷりの群像劇風ダークファンタジーです。
長編となりますので、どうぞ末長いお付き合いをよろしくお願い致しますm(_ _)m
※2021年1月13日より、完結タグを連載タグに切り替え、第二部の連載をこちらの方で改稿版にて更新していきますゆえ、何卒ご理解の程をよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-05 22:14:21
687573文字
会話率:43%
23世紀の日本。面積、一五四〇〇キロ平方メートル。人口、一〇〇〇万人。平均年齢、一五六歳。
日本人は医療技術の画期的な進歩により、既に永遠の命を手に入れている。不死は実現し、「死」という概念すら忘れられつつある。美野原俊は、この国では特別な
存在、日本人の中で、ただ一人、子供である。老成した仲間の中で孤独感に苛まれる俊は、自分のルーツを探り、遺伝子上の父親だとされる兼光さんの家を訪れる。偏屈だが人間味溢れる兼光さんは、この国の在り方に疑問を持ち、「絶対に死んでやる」と誰よりも生き生きとした目で語っている。
兼光さんとの穏やかな日々。また、台湾からやってきた、初めて見る同世代の女の子、美鈴との出会を経て、俊は日本の秘密を知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-09 16:34:50
56186文字
会話率:44%
戦の時代、小国同士が争い陣地を広げていたような頃の物語――
大国を築いた国王は飢饉により多くの民を犠牲にした。納税を厳しくした結果、民たちは苦しんだ。その一方で、王城、城下町で暮らす人々にはきちんとした食料が分け与えられていた。
飢饉
は収まらず、国王は大臣達に案を出すように命じる。そして、一人の大臣の案が採用され、数ヶ月、数年後には何とか持ち直すことが出来た。
ある日、国王は息子に自分の寿命が短いことを告げる。
国王が亡くなってから、町や村では「悪夢」の話が噂されるようになった。
大臣の一人、剛昌は急死する前の国王の異変に気が付き調査を進めていくが……。
これは理弔と呼ばれる村が出来るまでの物語.....
登場人物たち全員が主人公となる「死者の為に紡ぐ物語」である。
人の心に残るような、刺さるような作品となっています。
最初は騙されたと思って読んでください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 16:04:58
132400文字
会話率:54%
実家が神社の主人公、織原空良は、不慮の事故で死んでしまう。
しかし死後の世界とは、私たちが予想しているものは少し違っていた!!!
死者を導く神聖な場所、死者総合案内所にいたのは、人間とは異なる世界からの出身者、デュラハンやリザードマン達
。
神社の長男だった空良は死者のVIPとしてそこで働くことが決定事項に!
個性的な同僚たちと人間味あふれる「お客様」との一日は、今日も騒がしくなりそうです!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-15 20:08:57
13450文字
会話率:48%