オレの目には、路肩の林の中から飛び出してくる影が見えていた。
ドンと、重い音がして車のボンネットに何かが落下した。
「うわっ!」
悲鳴が上がったが、今は気にしている余裕はない。
止まりかけていた車は衝撃で大きく沈み込み、次の瞬間に
は反動で跳ね上がる。
ボンネットの塗装の破片が飛び散る。
オレと影の目が合った。
猿?人間?いや……。
「……狒々か……」
オレが呟くと同時に、跳ねた車が着地する衝撃が伝わってきた。
虎児(こうじ)は少し特殊な家業を手伝っている大学生だ。
彼が仕事に向かう途中、車が銃撃に合う。
それと同時に、得体のしれないモノが彼の車に向かって落ちて来た。
そして、物語はあり得ない方向に転がってくのだった。
※ ※ ※ ※
ジャンルを無理やり定義すると、怪物系アクショングロホラーという感じでしょうか。
主人公も人外で、色々複雑な環境に置かれているため性格が捻じ曲がっています。
某作品の書籍化作業中の息抜きに、途中で放置していた古い作品を設定からリメイクして最後まで書き上げた物です。
R15程度のグロ、流血、エロ等、不快な表現があります。ご注意ください。
作中に反社会的や半倫理的な部分がありますが、あくまで演出であり、それらを肯定する物ではありません。
完全に趣味で書いていたので、色々配慮が足りない部分があるかもしれません。
また、一人称で話を進めているため、主人公に知識が無い場合は意図的に間違った知識等が入っている部分があります。
ご了承ください。
初日プロローグ部分は同日二話更新、以降毎日一話更新の四十二話で終了します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 21:00:00
124264文字
会話率:15%
極めて近く、限りなく遠い世界……「幻想郷」
そこは忘れられし者が行き着く世界。
その幻想郷に堕ちてきた者達がいた。
これはその堕ちてきた者達の話である。
感想を書いてもらえると執筆速度が1.5倍になります。
最終更新:2013-03-29 17:18:54
200730文字
会話率:55%
ファンタジー系のVRMMORPG。
その中で、主人公であるユージはかなり強いシステム外スキルをプレイヤーに要求する銃使いになる。
最終的には最先端科学兵装やドローンを操り、あらゆる危険性を持った‘合法的な殺人兵器’として名を広めていく。
VR世界に閉じ込められた主人公達は、多くの事件や紛争に巻き込まれる……
父親が人外生物であるため、主人公も人外生物っぽい、そんなチートっぷりを発揮する主人公をどうか見守ってください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-15 00:00:00
38788文字
会話率:36%