【短編】
テイマーとその使い魔によって社会が成り立っている世界。
あらゆる人が魔物を使役する力――テイム能力を持つ中、テイム能力ゼロの青年であるザガンは武の道を究めんと独り修行をしていた。
滅びた古い魔術――攻撃魔術しか使えない魔女の
ヴィーネもまた、テイムの才能がなくその代替となるテイム魔術を完成させる為にとある遺跡に向かっていた。
そんな二人をテイムされた魔物――使い魔を操るテイマー達が襲う。
使い魔には、使い魔の攻撃しか効かないという世界の法則の前に、一度は敗れ、死の間際まで追い込まれた二人はとある秘策を使う事を決意する。
「ここで死ぬぐらいなら……俺が魔物となり、君の使い魔になろう」
モフモフで最強な使い魔無双が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 20:30:37
10805文字
会話率:54%
大柿 透は勇者である。
忘れもしない18の冬。彼女は卒業式の前日に異世界に世界の救世主―勇者として召喚された――しかも男に性転換して――。
それでも彼女はめげることなく、5年の月日を経て全ての人類種をまとめあげ、遂に≪魔王≫を討ち滅ぼし、故
郷への帰郷を果たした―――。
しかし、彼女を待っていたのは十数年時が流れ、文明は崩壊し人の姿は無く≪ゾンビ≫が溢れた世界であった――…。
あれ?でも魔法は使えるし、女の体を取り戻したけど闘争の日々で培われた化物じみた身体能力に変化はないじゃないか。
サバイバル?日常茶飯事ですね。
拠点構築?砦を作った経験もありますよ。
ゾンビ?素手でも倒せますね。経験が違います。
彼女は呟く。
「これは、サバイバル余裕ですわ……。」
知らずその両肩に負っていた人々からの期待や、トラウマになりかけていた煩わしい人間関係から解放された彼女は、崩壊したこの世界で自由に生きることを決めたのだった。
視界一面を埋め尽くすようなゾンビの群れも!
銃を手に徒党を組んで襲い来る略奪者どもも!
手にした聖剣(仮)で根切りにしながら目指すは安住の地!!できれば人ともゾンビとも遭遇しない場所がいいなあ!?
勇者だろ、助けろだって?知るか!!
なあに、世界なんて誰かがいつか救ってくれるさ!!私はこのままでも一向に構わん!!!
厭世家で、人間不振気味だけども。何だかんだ困った人を見過ごせないお人好しの元勇者が送る、ベリーイージーモードと化したゾンビサバイバルの開幕である。
※更新は基本午前0:00。土日祝には18:00に追加であげたりあげなかったりです。たまに、突然更新することもあります※
※女性同士が恋人となる描写があります。苦手な方はご注意ください※
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-15 17:00:00
237875文字
会話率:21%