魔物を森に封じ込めておくのが、侯爵である僕の務めだ。
しかし僕の結界は綻びだらけで、魔物を外へ逃してばかりいた。
逃げた魔物はもと伯爵令嬢である妻が討伐してくれていたが、おかげで妻はろくに食事もとれない、およそ貴族らしからぬ生活を送らなけれ
ばならなかった。
僕はそんな生活から彼女を解放するため、彼女との離婚を決意する。
しかしそれを聞いた彼女は、もう我慢ならないといきり立ちーーーー?
(ヘタレ侯爵×天然脳筋ドカ食いお嬢様の離婚危機)
(中世ヨーロッパ風ふんわり異世界設定です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 15:32:25
12173文字
会話率:28%
引きこもり姫と噂されている王国の第二王女セラフィーナは大階段の上で何者かに背中を押された。ドラゴンを倒し救国の英雄となったユージーンの領地のお屋敷の大階段の上で。英雄となり侯爵に叙爵されたユージーンと婚約を結んだと父である国王から告げられユ
ージーンの領地のお屋敷に招待されていたのだ。嫌々来てみれば当のユージーンは不在。屋敷の者たちの態度は最悪でその挙句に階段から突き落された。あ、死んだ……と思った瞬間ゴッチーン!……気を失って目覚めてみるとセラフィーナの意識は見知らぬ少女の身体の中にあった。え?どうしよう?
※シリアスではないです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 11:01:56
94415文字
会話率:42%
皇帝に夜の手解きをして欲しい――。
“夜の華”と謳われる高級娼婦・ラヴィニアはその珍しいお願いに興味を引かれ、皇帝のもとへと会いに行く。しかし、そこで皇帝の秘密を知ってしまい……!?
女に生まれたことを最大限に利用して生きるラヴィニア
と秘密を抱えた皇帝、ただ一人に執着するヘタレ侯爵が織り成す、勘違いラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-18 00:00:00
21951文字
会話率:40%