暴君の王、ビャクヤが反乱を起こされた。
燃え盛る城に、敵国の兵が大挙して押し寄せて来る。
妻である王妃オーロラは王家の教育(と言う名の洗脳)で、王の為に全ての罪を庇い、自らの首を短剣の刃で切りつけ倒れ伏した。
愛していると思っていた
夫は、妻が命を賭けた行動に言葉を発する。
「あの女が悪いのだ。私の補佐なのに、まともに仕事も出来ず、悪事を働いたのだ。私は悪くない。あの女が全て悪い。だから、私だけは助けてくれ!」
それを聞き、死に逝くオーロラは思った。
(ああ、自分はなんて愚かしいのだろう。あの王の性格は解っていた筈なのに、王妃教育で王を守ることを刷り込まれていた。金や女に溺れ、王にもっとも相応しくない男なんか、本当は好きではなかったのに・・・・・)
命が尽きかけ死んだと思った瞬間、いつもと違う視界に目が眩(くら)んだ。
(あれ? 此処どこ?)
声を出したつもりが、声が出ない。
「ピーチク、ピィ。……………ピーーーーイィ」
なんと私は、きみどりの小鳥になっていたのだ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-12 14:13:59
5902文字
会話率:29%
小説「新月の夜に」の後日談に出てくるリアンたちに関する記事です。
最終更新:2024-01-27 14:50:50
306文字
会話率:0%
病弱な青年ビャクヤは点滴を受けに病院にいたはず……だった。
突然、砂浜に転移した彼は混乱するものの、自分が健康体になっていることが分かる。
ここは絶海の孤島で、小屋と井戸があったが他には三冊の本と竹竿、寝そべるカピバラしかいなかった。
喰う
に困らぬ採集と釣りの特性、ささやかな道具が手に入るデイリーガチャ、ちょっとしたものが自作できるクラフトの力を使い島で生活をしていくビャクヤ。
強烈なチートもなく、たった一人であるが、ビャクヤは無人島生活を満喫していた。
そんな折、釣りをしていると貝殻に紐を通した人工物を発見する。
自分だけじゃなく、他にも人間がいるかもしれない!
と喜んだ彼だったが、貝殻は人魚のブラジャーだった。
地味ながらも着々と島での生活を整えていくのんびりとした物語。実は島に秘密があり――。
※ざまあ展開、ストレス展開はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 23:02:11
88088文字
会話率:34%
事実は小説より奇なりをまさに体現。
異世界に転移って本当にあるんだね…。(遠い目)
気の向くまま、異世界ライフを楽しむ。
最終更新:2021-05-01 20:30:05
212686文字
会話率:30%
盲目の土岐 武は交通事故に巻き込まれて死んでしまったが、異世界転生した。鬼族の長の子として生まれ変わった彼は、角も無い、眼球も無い不具の子であった。しかも、鬼族の掟で生後1日で川に流されてしまう。古事記の世界に似た異世界、人外の者達と共存
共栄している日ノ国で土岐 武=タケルは、人外の地の首領犬神ビャクヤに拾われた。およそ950年間平和であった日ノ国に忍び寄る悪しき企て。タケルは、どのように生きて行くのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-25 07:36:55
95746文字
会話率:22%
アニメ化を目指す現役小説家ーークロト。
バレーボール全国大会を夢にーーナツキ。
医師の父を持つ大人顔負けのアシスタントーーコウダイ。
美しい声の新人声優ーーソラ。
関西弁紛いの話し方で夢は漫才師ーーベニ。
一つ年上の先輩、お淑やかで美しい美
少女ーーモモカ。
特殊警察官『SAT』の隊員で、モモカの弟ーーアイガ
みんなのお兄さん的存在、心優しい少年ーービャクヤ
少年少女たちは、ある日「ゲームを作ろう」と提案した。企画されたのはゾンビと戦うデスゲームだった。
目が覚めると少年たちは、謎の教室に集められていた。脱出を考えるが……ここは何かが変だった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 19:00:00
20961文字
会話率:46%
時は帝歴六十五年。
謎の物質アクトニウムによって、人類の生息圏が大幅に失われた世界が舞台。
十五年前の帝国戦争から、険悪となっている二大帝国、アルギネアとグシオス。
その巨大な争いに巻き込まれた少年ソウレン・ビャクヤと、ビャ
クヤの二つ目の人格アリア、そしてEAと呼ばれる大型人型兵器が出会った時、世界を大きく変える〈約束〉が紡がれる。
ーー全ては、約束を果たす為にーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-12 23:00:11
493445文字
会話率:44%