永代橋のそばに、注ぎ酒屋を営む夫婦がいた。
その店の常連になっている棒手振りの老人が今日もやって来た。
最初は一合、その次はもう半分、もう半分と酒を呑んでいく老人だったが、今日と言う日に限って、娘が吉原に身を売ってこしらえてくれた百両という
金を持っており、しかもそれを店に置き忘れて帰ってしまう。
いっぽう金を包んだ包みを見つけた注ぎ酒屋の夫婦は悪心を起こし、
ネコババして知らんぷりを貫く。
追い詰められた老人は…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 00:36:33
10505文字
会話率:1%
男は交通事故現場でカバンを拾った。中には500万の現金が。弟の借金に悩んでいた男はそれをネコババしようと目論むのだが……。間違えた男たちの話。
最終更新:2022-07-28 15:09:48
8170文字
会話率:52%
朝一番早いのは、がめつい奥さん。
最終更新:2021-07-12 20:00:00
4761文字
会話率:36%
最弱冒険者ながら親のコネで勇者のパーティに加えてもらっていた俺、タケシは、パーティの資金をネコババなど悪いことをしてたのがバレてしまいパーティを追放されてしまった。
「ネコババくらい許してくれよォ……」追放されてから日々悲しみに暮れていたタ
ケシは、負の感情からユニークスキル「魔王の卵」を手に入れてしまい……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 16:05:49
6287文字
会話率:39%
この世界にはレベルという概念が存在する。
レベルを上げるためには、経験値が必要である。
例えば、レベル1からレベル2に上がる場合。
経験値100が必要。
だが、思いのほか、経験値120が溜まってしまう時もある。
そうなれば、
経験値20は切り捨てられる。
結果としてレベル2に上がり、余分な経験値は霧散する。
つまり、余分な経験値20分は無駄になるのだ。
――しかし、しがないレベル屋であるオオバはその経験値を無駄にしない。
彼はレベル屋という立場を利用し、
その経験値の切り捨て分を我が物とし、
自らのレベルを苦労なく上げていく術を手に入れたのだから。
他人の経験値(くろう)をネコババする、レベル屋の腹黒い物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-06 22:08:50
13295文字
会話率:26%
代々うちの家系は、教師だ。父方の祖父母も母方の祖母もしかり。教育実習生として未来の教師になる兄弟達。
俺は自分の家族が普通の仲のいい家族だとずっと思っていた。ずっと。
道端で拾った硬貨をネコババしようものなら、目から星が出る拳骨を食らわせら
れたものだ。
俺が拾った物で全て変わってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-27 12:29:30
1798文字
会話率:6%
真山優季は、ある日駅前で、あるアンケート用紙を受け取る。そのアンケートは、それに答えると1枚につき1回、身の回りの人を動かすことができる、というものであった。最初、このアンケートの効果を信じていなかった優季であったが、たまたま財布のネコバ
バの場面を目撃し、それをこの「アンケート」で防ぐことに成功したため、優季はアンケートの効果を信じるようになる。
その後優季は、アンケートを利用して人を動かし、例えばタバコのポイ捨てを防ぐなど、些細なことではあるが、世のため人のために役立つことをしていた。もともと「世の役に立ちたい。」という気持ちが強かったため、そのことを喜ぶ優季。
また、優季には、理加子という、好きな女性がいた。そして優季は、「このアンケートを使えば、理加子の心を、自分の方に動かすことができるのではないか?」と考え始め…。
最後の展開に、ご注目ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-06 10:56:40
9025文字
会話率:42%