サウナはただのリラクゼーションの場所ではない。それは、勇者ベイルが神をも超える力を覚醒させる場所だ。しかし、その力を得るためにはサウナに長時間滞在し、無防備な状態にならなければならない。
ベイルの弱点を知った魔王軍は、彼のサウナ中を狙って
次々に刺客を放つ。勇者至上、もっとも無防備な状況での戦闘。
魔王軍の魔神ヴァルディスは、普通に攻めるよりも城下町に潜入してダイレクト暗殺をした方が手っ取り早いと判断。だが、サウナの魅力に魅せられた彼は、ととのうことの気持ちよさを思い知ることになる。
さらにはメシ。サウナの後のメシは最高だった。
勇者ベイルに価値観を変えられてしまった魔人は、サウナにはまってしまう。
ヴァルディスを不甲斐ないとみるや、次は魔王軍の知将プリメーラがベイルの命を狙う。
戦争では分が悪いと判断した彼女もまた、ベイルのサウナ中を狙っての暗殺を企んだ。
しかし、用意周到であったベイルは、彼女をサウナを使ったデスゲームへと引き込むことで事なきを得る。結果、プリメーラはサウナの従業員として働くことになった。
戦争では勝てないと判断した魔王軍は、内政によっての内部崩壊を企んだ。
ダークエルフを率いる、天計のウルフィ。
彼女は、ラングリードの温泉施設を数多く買収し、国そのものを追い詰める。
ウルフィは魔王軍の財という財を投入。魔王は飢え、人材も廃れていく。
勇者ベイルもまた、王女との結婚を担保にお金を借りて、街の店たちを守ろうとする。
内政バトルは熾烈を極めることになる。
魔王軍は徐々に戦力を減らし、戦争は終焉を迎えるかと思った。
だが、魔人ヴァルディスが真のサウナーとして覚醒。
再びベイルと対峙する――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 23:17:14
176236文字
会話率:41%
支援役ロベル・モリスは、勇者パーティーに無能・役立たずと罵られ追放された。
お前のちっぽけな支援スキルなど必要ない、という理由で。
しかし直後、ロベルの所持スキル『エンカウント操作』がチート覚醒する。
『種類』も『数』も『瞬殺するか?』ま
でも選んでモンスターを呼び寄せられる上に、『経験値』や『ドロップ・アイテム』などは入手可能。
スキルを使った爆速レベルアップをきっかけに、ロベルの戦闘力は急上昇していく。
そして勇者一行は、愚かにも気づいていなかった。
自分たちの実力が、ロベルの支援スキルのおかげで成り立っていたことに。
ロベル追放で化けの皮がはがれた勇者一行は、没落の道を歩んで破滅する。
一方のロベルは最強・無双・向かうところ敵なしだ。
手にした力を支援に注ぎ、3人の聖女のピンチを次々に救う。
小さい頃の幼馴染、エルフのプリンセス、実はロベルを溺愛していた元勇者パーティーメンバー。
彼女たち3聖女とハーレム・パーティーを結成したロベルは、王国を救い、人々から賞賛され、魔族四天王に圧勝。
ついには手にした聖剣で、魔王を滅ぼし世界を救うのだった。
これは目立つのが苦手なひとりの男が、最強でありながらも『支援役』にこだわり続け、結局世界を救ってしまう。そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 20:24:26
134475文字
会話率:66%
「ミレス、お前は今日からソロだ」 そう伝えたのは『俺』ことレイジ。このパーティー『竜のアギト』に所属していた回復士のミレスを追放した俺は、仲間と共に次なるダンジョンに向かう。その道中、唐突な激しい頭痛に襲われた『俺』意識を失いは倒れた。
次に目が覚めると、『俺』は自身が前世の記憶を持つ転生した人間だと自覚した。だが、同時にとんでもないこともやらかしていた。
「………ん? あれ? 俺、勇者を追放した側なんだが???」
……これは、追放されてチート覚醒やっほい 『する』側ではなく、勇者を追放『して』転落人生を爆速で走り抜ける側に転生してしまった男の四苦八苦する物語である。
※文字数少ないけど、出来るだけ更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 19:09:32
13380文字
会話率:39%
白夜仁は、早朝の学校で、異世界召喚に遭う。
しかし、スキルとして得た魔法は魔族の代名詞とも言える、闇魔法だった。
そして、元の世界で仁を妬んでいたクラスメイトと闇魔法を操る勇者は国としても都合が悪いと考えた国王が共謀して仁を殺そうと画策し、
実戦訓練中に強大な魔物を洗脳して実践訓練中の仁の班を襲わせる。
仁は班員達に置き去りにさてしまうが、なんとか生き残り、この事件の真相を知る。
これは、裏スキルを偶然、自力(一部除く)で取得した勇者が復讐のため、魔王の下で成り上がる物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-02 16:00:00
4947文字
会話率:19%