大学生の橘灯里はバイト先の児童養護施設の目の前の酒屋の軒先で営業をする占い師と出会う。ある日、その占い師に「厄難の相がでている」と言われた灯里。その予言の通り、数日後、突然施設がテロリストの一行に占拠されてしまう。
彼らの狙いは大手製薬
会社で発明された新薬を奪うこと。実は灯里は数々のセキュリティシステムに登録しているその製薬会社の社長の一人娘だった。
新薬を手に入れるまでに与えられた期限は一週間。施設を人質に取られた灯里が警察に駆け込んだりしないよう、海外の軍事訓練を経験したというコードネームJadeと名乗る男を監視役に付けらてしまう。
彼を振り回そうとする灯里だったが、薬の秘密やそれを横取りしようとする新たな組織の登場で、お互いしか頼ることが出来なくなった二人は協力関係を密にしてゆく。
しかし、薬を巡っての争いの最中、 Jadeは灯里を庇い銃弾に倒れてしまう。
Jadeが居なくなってはじめて知る彼の本当の正体に驚く灯里。
見事に灯里の不吉な未来を言い当てたインチキ占い師が最後に告げた新たな予言とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 14:41:16
52383文字
会話率:19%
関東の何処かに存在すると言われている民間の一探偵事務所がある。その名は黒鉄探偵事務所。
黒塗りのビルの二階にあるこの探偵事務所にはある不思議な噂がある。何でもこの探偵事務所には黒いダークスーツを着たへっぽこ探偵と狡猾で凶暴凶悪な白い羊が住
みついていて、どんな不可思議な難事件をも速やかに解決に導く事が出来ると言うのだ。
そんな黒鉄探偵事務所の経営者でもある所長の名は、黒鉄勘太郎。そしてその探偵事務所で働く探偵助手の名は、羊野瞑子。
そうこの白黒の服装に身を固めた二人の人物こそがその噂の探偵である。
人呼んで白い羊と黒鉄の探偵!
この物語は奇っ怪な謎や不可思議な怪奇事件。そして不可能犯罪を目論む謎の秘密犯罪組織、円卓の星座の狂人達との戦いの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 10:13:13
1987180文字
会話率:61%
─この物語は残虐なシーン、性的な描写を多く含みます─
とある失態で、リストラされたサラリーマンの中山陽一。
公園で項垂れているところに、ダークスーツで身を包んだ謎の男が現れる。
謎の男は、世界が滅亡しかけていると言い出した。
そして、その
危機を救うことができるのは、陽一だけだとも。
陽一が人より優っているのは、人より「ついていない」ことだけである。
一体なぜ、陽一が世界を救えるのか。
世界一ついていないが故に、世界中を巻き込んだ〝大移送計画〟が幕をあける。
待ち受ける、クーデター vs テロリストvs 警察 vs NATO連合軍の大激戦。
これは、世界一ついていないサラリーマンの、世界一長い夜の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-20 23:00:00
186187文字
会話率:26%