いなくなった読点を探して句点がページの上を彷徨い、自分の特権的地位を認識したりしながら世界の不平等を知り、そしてちっぽけな自我に悩み、カギ括弧たちとどろどろの三角関係に陥った末に閉じ括弧にラップバトルをふっかけられ、著者と電波で交信しながら
記号たちと取っ組み合いのアクションを演じ、最後には自分が実は一人ではなく互いに支えあって生きているのだというソシュール記号学的な真理に出会う愛と成長の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-08 00:23:36
16613文字
会話率:13%
これは、私立フィロソフィー学園で繰り広げられたある日の麻雀大会の記録である。総勢二十名の哲学ガールズたちがめいめいの個性を炸裂させて麻雀で戦いあう24時間! ソクラテスが! ソシュールが! パスカルが! ニーチェが、孫子が、アダムスミスが!
熱く牌を闘わせる!
※ギャグです。
(本作は、2011年の飲茶さんの小説競作企画「哲学ガールズ小説」企画に応募した作品です(優秀作品賞を頂きました!)。本家サイトのほうがダウンしてしまったとのことなので、こちらに投稿し直させていただきました。)
(また、それから約五年を経て、哲学ガールズたちが活躍する4コマ漫画「てつがくフレンズ」(原作:飲茶さん、絵:MAKO)が発売されたそうです! ほんわかした絵柄ながら、飲茶さん独特のわかりやすい哲学の解説と後半盛り上がるストーリーが見どころです。 ))折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-11 20:07:54
84172文字
会話率:58%
これは誰も知らない、どこにも存在しない世界の話、
この世界の事は誰も知ることが無いだろう、
何故なら無限の空想で出来ているからだ。
現実では起らない出来事、再現不可能なアクション、摩訶不思議な冒険譚、
魔法・物理・科学その三つがこの世界に
あり、この世界ではもはやすべての常識が異常
全てが一つ、全ての異常を常識に、そんな空想すぎる世界、
ある人物はこう呼んだ【イフニア】と、
だが、そんな異常な世界に住む異常な人物達による不思議な物語、
この物語はイフニアで起きた話を語ろう、
この小説は以下を含みます。
・フィクション作品(完全に作者独自の世界でお送りします)
・オリジナル作品(原作はこちらになります)
・パロディ台詞(たまに他作品ネタが流れ込んで来ます)
・わりとカオスでフリーダムまたクソシュール(馬鹿なりの表現力でカバーしてます)
・急なシリアス(急にシリアスムードに流れてきたりします)
・視点が変わる(作品途中わかりやすいようにはなっているとは思いますが一様)
・R-15?(グロテスクな表現が含まれるまたは恋愛表現での個人的な対象年齢設定です)
お詫び:この作品は未完であり打ち切りになっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-01 22:22:07
706093文字
会話率:41%
2015年、大規模な太陽フレアにより地球上のあらゆる電子機器は使用できなくなった。
それから四半世紀。情報セキュリティをはじめとするすべてのIT技術を失った日本は新たな制度を導入していた。
国中の情報を記述し、管理する《記録省》の樹立と、情
報を紙とペンだけで詳細に記述する能力を持つ《真実書記官》である。
ジャーナリストの水野真美はとある事件をきっかけに《真実書記官》に疑いの目を向け、《記録省》の暗部に切り込んでいく。
✳︎原題『梟の眼』は他作品に同じタイトルがあったので改題しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-07 18:59:24
18567文字
会話率:27%