試合が始まった。パスを受けたセイヤは、右サイドに展開し、ボールを受けたサイドバックがドリブルで上がっていった。相手陣地でセンタリングを上げ、ゴール前でセイヤが相手と競ったが、ボールを相手キーパーに弾かれた。セイヤはすぐ切り替え、守備に回っ
た。
僕は観客用に置かれたベンチに座って、高校のクラスの皆と一緒に試合を観ていた。高校サッカーの試合を観戦するのは初めてだった。もう、高3の夏。皆が勉強にいそしむ中、サッカーに明け暮れる選手達。夏休みの教室で自習していた高3のクラスメート達も、勉強そっちのけで校庭に出てきて、試合を応援しに来ていた。
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最終更新:2024-08-18 07:16:40
1179文字
会話率:0%
試合は終盤に差し掛かっていた、スコアは1-0、ここを守り切れば選手権の優勝は目前だった。
しかし前半からのハイプレスの連続に、チームメイトのスタミナも限界をとうに振り切っているのは、目に見えて明らかだった。
ダイゴが守る逆サイドを縦に振り切
られ、無常にも鋭いクロスが自陣ゴール前へと放り込まれる。
間に合うか……っ!?
ゴール前へと残り少ない体力を振り絞り、必死に走るダイゴ。
ダイビングヘッドで何とかボールに追い付き相手FWと競り合ったその時、急にダイゴの視界が真っ白になった。試合は!?ボールは!?
視界も音も聞こえなくなり戸惑うダイゴ、
次第に視界が晴れていき最初にダイゴの目に入ってきたのは荒れ果てたグラウンドで1つのボールを追い掛ける裸族の集団であった……!
続く折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 01:07:30
343文字
会話率:0%
青山光吉は30歳の日本一地味なサイドバックバックである。所属チームは昔は1部リーグで名門と呼ばれてスーパースターが多くいたチーム、今は万年2部の冴えないチームだ。彼はそのチームのユース出身で、17歳からプロとしてそのチームに所属しており、代
表経験も、ユース代表などはあるがA代表経験もない。地味な男。その男の一世一代の挑戦、五輪代表のオーバーエージとしての挑戦物語である。
一部、実際の選手や実際のチームをモデルにしていますが、全てがフィクションです。そしてサッカーファンやマスコミ、協会を批判していますが、本物のファン、マスコミ、協会を批判しているわけではなく、ストーリー上の演出です。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-06 19:00:00
59123文字
会話率:48%
ちょいとアスペな主人公がサッカーの世界に潜り込んでしまって。
ただひたむきに、ひたすらサッカーについて書いていきます。5話ぐらいからガチのサッカー論に入ります。推奨年齢十六歳以上。今作はバルサ成分多めで特にペップバルサを称揚しています。ア
ンチハリルですがハリルのサッカーを愛していた人にこそ読んで欲しいと思います。
今作の開始時は2016年の8月です。そこから2018年2月まで主人公が見たサッカー界について書きました。
※ 今作にはボケはありますがツッコミは、ほぼ御座いません。ボケっぱなし。ツッコミはセルフサービスになっております。よってツッコミ属性をお持ちでない方には読みづらいかもしれません。
ヴァッフェU-18 主要メンバー
GK(ゴールキーパー) ティンベー
CB(センターバック) ランス スタッフ 錫杖
右SB(サイドバック) ショーテル
左SB マン・ゴーシュ
CH(センターハーフ) モーニングスター 弓
WG(ウィング) カットラス ククリ レイピア
ST(セカンドトップ) 手裏剣 クリス
CF(センターフォワード) フランベルジュ 刀 鎖鎌
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-30 22:40:26
341538文字
会話率:31%